パク・ソジュン×イ・ジウン主演『ドリーム』がクランクアップ!「 観客の皆さんにたくさん愛していただきたい」
韓国で観客動員数1,600万人を記録した 『エクストリーム・ジョブ』(19)のイ・ビョンホン監督の新作で、パク・ソジュンとイ・ジウンというビッグスターの共演で話題となっている『ドリーム(仮題)』が、4月13日にクランクアップを迎えた。
『ドリーム(仮題)』はアスリートとして最大の危機に陥ったサッカー選手ホンデ(パク・ソジュン)が、生まれて初めてボールに触れた路上生活者たちと国家代表チームを結成し、ワールドカップへ挑むさまをコミカルに描いている。“ホームレスがワールドカップへ挑戦” という斬新なテーマと、イ・ビョンホン監督独特のユーモア感覚が際立つセリフで、前作に引き続き劇場へ笑いを届ける。
新型コロナウイルス感染拡大の長期化で、延期されたハンガリーでの海外ロケを終えたイ・ビョンホン監督は、「長い時間を共にして作り出した作品であり、その過程を一緒に耐えた俳優、スタッフの方々へ感謝と誇りを感じています。 私たちがこの映画で伝えようと思った心が観客に届くように、後半作業も頑張って完成させていただきます」と所感を明らかにした。
サッカー選手生活最大の危機に直面し、起死回生のチャンスと突然作られたホームレス国家代表チームの監督を務めるホンデを演じたパク・ソジュンは、「いよいよ『ドリーム』の長旅が終わる日です。 いざ終わると思うと物足りなさが残りますが、撮影を無事に終えることができて本当に感謝の気持ちです。 観客の皆さんにたくさん愛していただきたいと思います」と『ドリーム』を終える感慨を伝えた。
また、人生逆転を夢見るホームレス国家代表チームの結成からワールドカップ挑戦までのすべてを共にしドキュメンタリーを撮る放送局プロデューサー、ソミンを演じたイ・ジウンは、「私にとっては初の長編映画の撮影でした。 他のどんな作品よりも多くの思い出が詰まり、長い間記憶に残ると思います。 ソミンを演じている時は私も明るく軽くなる感じで、私自身にとっても良い時間でした。 観客の皆さんが『ドリーム』と一緒にたくさん笑って、暖かい心も感じていただければと思います」と、作品に対する愛情のこもった感想を語った。
主演の2人のほか、フィールドを舞台に活躍するホームレス選手たちにも注目だ。 チームの精神的リーダーファンドン役のキム・ジョンス、ムードメーカーであるヒョボン役のコ・チャンソク、厄介者なボムス役のチョン・スンギル、臆病なエースのインソンを演じたイ・ヒョヌなど、ドリームキャストたちの演技のアンサンブルが映画をより楽しく、見ごたえあるものにしている。
まったく新しいキャラクターたちの息の合った演技、予測できないリズムで飛び出すセリフ、新鮮なストーリーで観客の心をつかんできたイ・ビョンホン監督。 ホームレスたちで結成されたユニークな大韓民国国家代表チームの夢と挑戦を描き、パク・ソジュンやイ・ジウンら俳優たちの熱演とケミストリーが期待される映画の新作『ドリーム(仮題)』は、ポストプロダクション作業を経たのち観客に迎えられる予定だ。
文/荒井 南