『白蛇伝』から「ふたりはプリキュア」まで新旧名作アニメが登場。”仕事人”の想い交わる『ハケンアニメ!』特別映像が限定公開

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『白蛇伝』から「ふたりはプリキュア」まで新旧名作アニメが登場。”仕事人”の想い交わる『ハケンアニメ!』特別映像が限定公開

吉岡里帆が主演を務め、直木賞作家の辻村深月が手掛けた同名小説を実写映画化した『ハケンアニメ!』(5月20日公開)。日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号(=ハケン)を手にすべく奮闘する者たちの姿を描く本作から、このたびアニメ作りに愛と情熱を注ぐ“仕事人”たちの想いが交錯する特別映像が6月30日(木)までの期間限定で公開された。

連続アニメで夢の監督デビューが決定した新人監督の斎藤瞳(吉岡)だったが、気合いが空振りして制作現場には早くも暗雲が立ち込める。そんな彼女を大抜擢してくれたプロデューサーの行城理(柄本佑)はビジネス最優先で瞳にとって最大のストレスメーカー。瞳は一筋縄じゃいかないスタッフや声優たちを巻き込み、熱い想いをぶつけ合いながら、憧れでもあり最大のライバルでもある天才監督・王子千晴(中村倫也)の復帰作と“ハケン”を争う戦いを繰り広げていくことに。

このたび解禁された特別映像は「アニメは世界を変える編」と題され、新旧名作アニメの映像が次々と登場。日本初の長編カラーアニメ映画として知られる『白蛇伝』(58)をはじめ、『わんぱく王子の大蛇退治』(63)や『長靴をはいた猫』(69)、高畑勲監督が手掛けた『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68)。さらには「一休さん」や「おジャ魔女どれみ」「ふたりはプリキュア」に至るまで、東映動画から東映アニメーションへ脈々と受け継がれる名作たちが、“アニメがもたらす奇跡”を体現していく。

また「誰かの胸に刺さってくれればいい」という一心でアニメ作りに没頭する主人公の瞳をはじめ、劇中に登場するアニメ作りを支える様々な職種の人物たちも登場。産みの苦しみと戦う王子や、後悔のない作品を届けるために頭を下げるプロデューサーの香屋子(尾野真千子)、アニメーターの和奈(小野花梨)にアイドル的人気声優の葵(高野麻里佳)にいたるまで。立場も経験も違えど、それぞれに信念とプライドを持ってアニメ作りに挑む彼らの姿が、きっと胸に“刺さる”ことだろう。本作の公開まで、ますます期待は高まるばかりだ。

文/久保田 和馬

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