「ショー」「ジャンプ」「応援上映」…他のアイドルアニメと一線を画す「キンプリ」の魅力とは?
昨年公開され、その独特な世界観や独自の上映スタイルでロングランヒットとなった「キンプリ」をご存知だろうか。ファン待望の続編『劇場版 KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(6月10日)の公開を前に、知らない人のために「キンプリ」の魅力を改めて紹介したい。
熱狂的な人気を博した前作『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm』(16)は、女の子向けのテレビアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」に登場する3人組ボーイズユニット・Over The Rainbowを主役にした長編アニメ。スピンオフ作品ながら、その独特の世界観にハマる女子が続出し、大ヒットとなった。
「キンプリ」がアイドルをモチーフにした他のアニメ作品と大きく異なるのは、物語のメインとなるライブシーンに相当する“プリズムショー”の存在だろう。フィギュアスケート、歌、ダンスなどの要素が入ったプリズムショーでは、ステップを踏むだけで、足元がキラキラ光ったり、虹ができたりとアニメならではの良い意味でデフォルメされた演出がなされている。
その中でも最大の見せ場となるのが、アイススケートのジャンプに相当する“プリズムジャンプ”!心の飛躍を型破りなイマジネーションで表現するプリズムジャンプは、キャラクターによって演出も異なるが、重力なんて無視の完全にファンタジーな世界なのだ。
そんな見せ場だけでなく、作品の知名度を高めたのが“応援上映”の存在。観客たちはキャラクターのコスプレはもちろん、劇中のキャラクターのセリフに合いの手を入れたり、プリズムショーの曲に合わせてペンライトを振ったり…。そんな鑑賞スタイルが他のアニメ作品よりも見事にハマり、何度もリピートして鑑賞する観客も増えていった。
こういう風に書くと、初心者には敷居が高いのでは…と及び腰になる人もいるかもしれないが、ディープな世界に足を踏み入れるのは誰でも最初は怖いもの。公式サイトに入門編的なPVもアップされているので、ぜひ一度、その世界を体験してみてほしい!【トライワークス】