キャサリン妃、ガーデンパーティのヴィンテージバッグで示す伝統とサステイナビリティ
キャサリン妃が、コロナ禍で2019年以来となるバッキンガム宮殿で開催されたガーデンパーティに出席。主催者であるエリザベス女王は欠席したが、シニアロイヤルのエドワード王子とソフィー妃夫妻らと共に、8000人余りの招待客をもてなした。
キャサリン妃といえば、何度も同じものを着回すことで知られているが、昨今は、ウィリアム王子と共に地球の環境問題に尽力しており、経済復興とサステイナビリティをより意識していると言われている。
「Hello!」などによれば、キャサリン妃が選んだのは、過去にパウダーブルー、ディープグリーンの色違いをお披露目している、英国発エミリア・ウィックステッドの鮮やかなコーラルピンクのAラインの膝丈ドレス。2017年のトゥルーピング・ザ・カラーでも着用していたジェーン・テイラーのファシネーターに、キキ・マクドノーのイヤリング、エミーロンドンのスウェードのパンプスというお得意のほぼワントーンの装い。エリザベス女王不在のパーティを華やかコーデで盛り上げた。
そんななか、今回改めて注目されているのが、コーラル、ブルー、ゴールド、グリーンの葉と花のビーズの刺繍があしらわれたジョセフのヴィンテージクラッチバッグだ。1930年代から50年代にかけて一世を風靡したものの、現在は製造されていない同ブランドのクラッチバッグは、キャサリン妃が好むシンプルな装いであればどんなファッションにも適応するデザイン。
2017年のガーデンパーティに始まり、2019年のウィンブルドン選手権ファイナル、そして昨年英国コーンウォールで開催され温暖化対策で注目を集めたG7サミットでもこのバッグを携帯していたキャサリン妃。G7のイベントにこのバッグを携帯した際には、サステイナビリティを意識した装いと話題になったが、今回、エリザベス女王不在の歴史あるガーデンパーティに、古き良き伝統の継承と現在の社会問題を意識したサステイナブルなバッグをチョイスしたことは、単なる偶然ではなさそうだ。
文/JUNKO