初日から3日で興収11億突破!『トップガン マーヴェリック』がぶっちぎりのナンバーワン発進
5月28日と29日の全国映画動員ランキングが発表。幾度の公開延期を経てついに公開された『トップガン マーヴェリック』(公開中)が、大ヒットスタートで初登場首位に輝いた。
満席回続出!『トップガン マーヴェリック』が圧巻のスタート
今週の動員ランキングは、36年前に全世界を熱狂させ日本でも年間配給収入No. 1の大ヒットを記録したトム・クルーズ主演の『トップガン』(86)の続編『トップガン マーヴェリック』が初登場1位を獲得。土日2日間で観客動員52万5000人、興収8億2500万円をあげ、公開初日から3日間の累計では動員74万7000人、興収11億5800万円を突破している。
満を持しての公開ということとSNSでの高い評価も相まって、臨場感と迫力を堪能できるIMAXや4D、Screen Xなどのラージフォーマットの上映が高稼働。平日から全国の劇場で満席回が続出したほか、地方・ローカルの興行収入比率が67.8%と、都心の比率が高くなることの多い洋画大作の傾向を打ち破る異例の盛況ぶりに。なお海外でも、32の地域でクルーズ主演作史上ナンバーワンのオープニング記録を樹立しているとのこと。
『劇場版 呪術廻戦 0』がラストランでベストテンに返り咲き!
2週連続1位だった『シン・ウルトラマン』(公開中)は、土日2日間で動員22万9000万人、興収3億4400万円をあげ2位にランクイン。累計成績は動員180万人、興収27億円を突破している。前週2位に初登場した『映画 五等分の花嫁』(公開中)もワンランクダウンの3位となっている。
また、昨年12月に公開されてから23週にわたってロングランヒットを続けていた『劇場版 呪術廻戦 0』(9月21日Blu-ray&DVD発売)が、5月29日で劇場公開を一斉に終了。最後の舞台挨拶の模様を全国342館で中継したこともあり、8位に再びランクインした。累計成績は動員980万人、興収137億5000万円となり、歴代興収ランキングでは14位まで押し上げた。
そのほかの既存作品では、公開7週目を迎えた『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(公開中)が4位に続き、累計で動員598万人、興収83億円を突破。公開6週目となる『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』(公開中)は前週と変わらず5位をキープし、累計で動員150万人、興収18億円を超えた。湯浅政明監督の最新作『犬王』(公開中)は惜しくも11位のスタートとなった。
次週は、ファンから人気の高いエピソードを映画化した『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(6月3日公開)、河瀬直美監督が東京2020オリンピックをアスリート側の視点から描いた公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』(6月3日公開)。水谷豊の監督第3作『太陽とボレロ』(6月3日公開)、玉木宏主演の人気ドラマの劇場版『極主夫道 ザ・シネマ』(6月3日公開)と、話題作が多数控えている。
文/久保田 和馬
1位『トップガン マーヴェリック』
2位『シン・ウルトラマン』
3位『映画 五等分の花嫁』
4位『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
5位『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』
6位『死刑にいたる病』
7位『大河への道』
8位『劇場版 呪術廻戦0』
9位『流浪の月』
10位『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』