仲野太賀と草なぎ剛が初共演!「拾われた男」で“疎遠な兄弟”を演じた2人の役作りの秘密とは
『シン・ゴジラ』(16)などで知られる俳優の松尾諭が自らの波瀾万丈なサクセスストーリーを綴った同名エッセイを、仲野太賀主演、草なぎ剛や伊藤沙莉らの共演でドラマ化した「拾われた男」が6月26日(日)よりディズニープラスにて見放題独占配信スタート(全10話、毎週1話ずつ)。このたび本作から、仲野と草なぎが演じる兄弟の場面写真が解禁され、2人から役づくりに関するコメントが到着した。
売れない役者の松戸諭(仲野)は、自販機の下に落ちていた航空券を拾ったことで人生が一変。その航空券の持ち主であり“モデル”芸能事務所の社長の山村に拾われ、運と縁によって様々な人に拾われては助けられ、次々とチャンスを掴んでいく。運命の女性とも出会い、やっと人生が軌道に乗り出したと思った矢先、アメリカに渡ったきり音信不通であった兄の武志(草なぎ)が倒れたと知らされることに。
このたび解禁された場面写真では、なかば家を飛び出すようなかたちで上京した諭が初めて劇団のオーディションで即興の演技を披露する様子と、東京にいる諭には見たこともないような明るい表情で“何か”を話している武志の姿が映しだされている。無計画な弟の諭は、兄を見返すほどの役者になれるのか。そして武志はなにを思ってアメリカへと旅立ったのか…。
一見なにを考えているのかわからない武志という役について草なぎは「僕自身、あまり役作りとかしないで素の感じででできるんじゃないかなと。武志はふざけている部分もあって、そういうところが自分に似ているなと思いました」と自身との共通点を語る。そして仲野との初共演については「ふたりで話し合ってしまうと、『こうしよう』というふうに狙ってしまうので、そうではなくその場での空気感をうまく感じ取りながら作り上げていきました」と振り返る。
一方で仲野も「長い時間をご一緒させていただいたのですが、お話する時もあればしない日もあったり。当然全部を知っているわけでもないので、知らない部分や見えない部分に思いを寄せてみたり想像してみる時間がとても楽しく、諭は兄貴とこんな感じだったのかなとか、こういうふうに関係していたのかなと思いました」と、撮影中の2人の関係性を役に落とし込むことができたとコメント。物語の後半には怒涛の展開が訪れるという、諭と武志の兄弟のドラマ。演じる2人の化学反応からも目が離せない!
※記事初出時、配信開始日の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
文/久保田 和馬