ソン・ガンホ、イ・ジウンら来日&舞台挨拶登壇決定!『ベイビー・ブローカー』特別映像も到着
第75回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞、エキュメニカル審査員賞を受賞した、是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』(6月24日公開)。本作に出演するソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン、イ・ジュヨンが来日し、6月26日(日)の舞台挨拶に登壇することが決定した。
是枝監督が、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮捕しようと静かに追いかける刑事の思惑が絡み合いながら繰り広げる一風変わった旅路を描く、衝撃と感動のヒューマンドラマ。主演のガンホのカンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞は韓国人初となり、またキリスト教関連の団体から「人間の内面を豊かに描いた作品」に与えられる「エキュメニカル審査員賞」を受賞し、合わせて2冠の快挙を成し遂げた。
赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を横流しするブローカーのサンヒョンを演じたガンホは『パラサイト 半地下の家族』(19)でアカデミー賞作品賞受賞後に来日して以来、約2年ぶりとなり、サンヒョンのブローカー仲間で、自身も親に捨てられた過去を持つドンスを演じたカン・ドンウォンは、伊坂幸太郎原作の同名小説を韓国で実写映画化した『ゴールデンスランバー』(19)以来、約3年ぶりの来日となる。そして赤ん坊を赤ちゃんポストに預ける母親ソヨンを演じ、IUという名で歌手としても活躍するジウンと、さらにペ・ドゥナ演じる刑事スジンとともに、赤ん坊を売るブローカーたちを検挙しようと追いかけるイ刑事を演じ、ドラマ「梨泰院クラス」での活躍で日本でも広く知られるジュヨンの2人は、映画のプロモーションとしての来日は今回が“初”となる。
そして緊急来日決定にあわせ、豪華キャスト陣がそれぞれの演じたキャラクターについて語る特別映像も到着。赤ん坊を横流しするブローカー、赤ん坊を手放した母親、正義感のために追いかける刑事と、全く違った立場、そして境遇にいる複雑なキャラクターたちをキャスト陣が説明していく映像に。社会を鋭い視点で見つめながらも、キャラクターたちの心情に優しく寄り添った是枝監督らしい演出とストーリーが展開する本作で、韓国のキャスト陣がみせる新鮮な表情も必見だ。
韓国でのプロモーションで日本の訪問についてほのめかすなど、来日を心待ちにしていたキャスト陣は、是枝裕和監督とともに日本の観客の前でどのような想いを語るのだろうか?公開を来週に控えた本作にますます期待が高まる。
文/サンクレイオ翼