『男と女』のジャン=ルイ・トランティニャン、91歳で死去。フランス大統領も追悼
現地時間の17日、カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞した『男と女』(66)で一躍世界的名優となったフランス人俳優ジャン=ルイ・トランティニャンが亡くなった。91歳だった。
トランティニャンのエージェントと20年以上にわたって連れ添った妻マリアーヌ・ホープフナーを通じた声明で明らかになったもの。フランスのマクロン大統領はTwitterで、60年以上にわたり130作以上の映画と50作以上の舞台に名を連ねた偉大な俳優の死を悼んだ。
「Hollywood Reporter」などによれば、2018年に前立腺がんに罹患し、2021年には視力の衰えや歩行もままならないなど体調を崩していた。最期は30年以上住み続けた南仏の自宅で家族に看取られながら、安らかに息を引き取ったという。
当時82歳だったトランティニャンは、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したミヒャエル・ハネケ監督作『愛、アムール』(12)で主役の老音楽家夫婦の夫役を熱演するなど、往年も活躍を見せていた。
文/JUNKO
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