城桧吏から「本当の先生みたい」と評された新垣結衣、撮影現場でテスト勉強に参加するも苦戦!

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城桧吏から「本当の先生みたい」と評された新垣結衣、撮影現場でテスト勉強に参加するも苦戦!

山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』(7月22日公開)の完成披露試写会が6月27日に東京ドームシティホールで開催され、城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣、山崎監督が登壇。新垣が先生役として出演しているが、生徒役の城が「新垣さんは本当の先生みたい」と印象を語った。


『ゴーストブック おばけずかん』の完成披露試写会が開催された
『ゴーストブック おばけずかん』の完成披露試写会が開催された

本作は、どんな願い事も叶えてくれる一冊の本「おばけずかん」を手に入れた子どもたちが数々の試練に立ち向かう異世界冒険ファンタジー。VFXを駆使した映像をクリエイトしてきた山崎監督が2000年に発表したデビュー作『ジュブナイル』から20年を経て、“子どもたちの成長物語”に原点回帰した作品となる。山崎監督は「久々に子どもたちを主役にした映画を撮りたいと思っていた。オーディションをしたところ、運命の子どもたちに出会えた。これはいけるなと手応えを感じた」と冒険に挑んだキャストを称えていた。

一歩踏みだす勇気が持てない、一樹役を演じた城桧吏
一歩踏みだす勇気が持てない、一樹役を演じた城桧吏

「運命の子どもたち」と評された城、柴崎、サニーマックレンドン、吉村は、それぞれが緊張の面持ちでステージに登場。城は「大きな作品でプレッシャーがあったのですが、オーディションの時からみんな一緒で、みんなに支えられながら、支え合いながら、なんとか撮影を乗り切ることができました」と、いいチームワークを築いた様子。

新米教師の瑤子先生を演じた新垣結衣
新米教師の瑤子先生を演じた新垣結衣

子どもたちと一緒におばけの世界へ迷い込んでしまう先生役を演じた新垣は、「自分がこの年齢の時は、どういうふうに過ごしていただろうということを思い出した。“初心にかえる”みたいな気持ちがありました」と生徒たちから大いに刺激を受けた様子。「みんなの現場でのタフさ、パワフルさや一生懸命さを、これからも忘れずに持ち続けていきたいなという気持ちになりました」と語っていた。

また撮影現場での思い出に話が及ぶと、新垣は「テスト前ということで、待ち時間に勉強をしてる子が何人かいて。『教えてください』と言われたんですが、全然教えられなくて」と苦笑い。「でも『できない』と、すぐに拒否するのもなと思って。ネットで一生懸命調べながら『一緒に考えよう』と言って参加したんですが、役には立たなかったなという思い出があります」と明かして、周囲を笑わせた。

吉村は、新垣が一緒に勉強してくれたことがすごくうれしかったというが、城も「新垣さんは本当の先生みたいな感じで、みんなのことをまとめてくれる。そういった先生のような姿もありながら、明るくて優しい方で、僕のギャグにも新垣さんだけが笑ってくれた。うれしかったです」と新垣の優しさに感謝。新垣は「おもしろかったです。桧吏のギャグ、最高だったよ」と目尻を下げていた。

特製Tシャツを着て、ご満悦の神木隆之介
特製Tシャツを着て、ご満悦の神木隆之介

古本屋の謎の店主を演じた神木は、完成した作品を観て「元気が出た」とにっこり。「僕は今年29歳なんですが、子どものころってもっと真っ直ぐにやりたいことをやって、全力でなにかにぶつかって、それが失敗しても成功したとしても、仲間のために、自分のためにと、真っ直ぐだったのかなと感じた。みんなから、改めてそういう強い気持ち、真っ直ぐな気持ちって、すごく大事なんだなと教えてもらった」と奮闘する子どもたちを見て、背中を押されたような気持ちになったという。神木自身、子役時代からたくさんの作品に出演してきたが、「僕は“冒険する側”でしたが、“冒険や試練を与える側”になったんだなと思うと、時が経ったなと実感しました」と正直な胸の内を吐露。「(演じたのは)すごく重要な役割を担っている役でもあるので、慎重に役作りをしながら撮影に挑みました」と話していた。

取材・文/成田おり枝

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