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京極義昭監督が告白、『映画 ゆるキャン△』大人になった物語を描いたワケ。花守ゆみり&東山奈央&原紗友里も初日迎え感無量!

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京極義昭監督が告白、『映画 ゆるキャン△』大人になった物語を描いたワケ。花守ゆみり&東山奈央&原紗友里も初日迎え感無量!

大垣千明役の原紗友里
大垣千明役の原紗友里

劇中で、なでしこは東京のアウトドア用品店に勤務、リンは名古屋の出版社で編集者として働き、千明は山梨県の観光推進機構にUターン転職しているなど、それぞれの進路に進んだ姿が明らかとなっており、東山は「新鮮さもありながら、みんながみんならしく成長していったんだなと思った。ホッとするような進路だった」と安堵。京極監督は「5人がなにをしているかは、キャラクターの性格や興味のあることから発想をして、『こんな感じじゃないですか』とあfろ先生に聞いた。そこから『そうだと思います』『どちらかというとこういう仕事だと思います』と逐一返答をいただいて、相談しながら決めた」と明かしていた。

監督の京極義昭
監督の京極義昭

声優陣の演技については、京極監督が「大人の(キャラクターの)演技をどのように作っていこうかと思って、最初は『思うようにやってください』と丸投げした」とにっこり。「花守さんは、いろいろ試してくれた。生っぽいリアルな20代の声をやってくれたりもした。その時に僕は、なでしこが大人になりすぎてちょっとショックを受けた」と告白。花守が「(監督が)びっくりしていたことを、音響監督に聞いた。心臓に悪かったかもしれない」と目尻を下げるなか、京極監督は「最初だけ『ちょっと(これまでのなでしこに)戻しましょうか』とお願いして、そのあとはそういったディレクションはまったく入らなかった。すばらしい演技でした」と称えていた。


また“キャンプ場を作る”という展開にしたのは、京極監督が「5人が大人になって、少し規模を大きくしたキャンプをするとか、違うところでキャンプをするという案もあったんですが、大人が主人公である意味や、大人だからできる物語がもっと作れないか」と思いを巡らせたそうで、「その時に出たアイデアが、“キャンプ場を作る”というものだった。大人にしかできないことだし、(メンバーが)キャンプ場とまた違う関わり方ができるんじゃないかと。そこでの感情、ドラマもまた新しいものを作れるんじゃないかと思った」とチャレンジに込めた想いを吐露。京極監督の語る裏話に、声優陣も「おもしろい!」と目を輝かせていた。

取材・文/成田おり枝

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