綾野剛、“禁酒”してアスリート並みの肉体改造!ライバルは「研さん」発言で会場も大爆笑

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綾野剛、“禁酒”してアスリート並みの肉体改造!ライバルは「研さん」発言で会場も大爆笑

藤沢周の同名小説を綾野剛主演で映画化した『武曲 MUKOKU』(6月3日公開)の完成披露試写会が5月15日によみうり大手町ホールで開催され、綾野をはじめ、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明、熊切和嘉監督が登壇。剣の達人を演じた綾野が「アルコールを一切、摂取しなかった」と禁酒して肉体改造に励んだことを明かした。

本作は、剣道五段の腕前を持ちながら、ある出来事がきっかけで進むべき道を見失ってしまった研吾と、天衣無縫の高校生・融との宿命の出会いを描く物語。放送中のドラマ『フランケンシュタインの恋」で見せた肉体美も話題となっている綾野だが、本作でも身体を鍛え上げた。

『夏の終り』で5年前に熊切組を経験している綾野は「その時は熊切組に入る喜びが強く出すぎてしまい、地に足がついてない状態だった」と当時を述懐。それだけに「また必ずやりたいなと思っていた」と熊切組へのさらなる参加は念願だったそうで、「自分の鮮度を高めて、最高の素材として突入できるようにしたいと思っていた」との意気込みで挑んだ綾野。「クランクインする前に2か月間の時間がとれたので、肉体的なトレーニング、フィジカル面も強くした。完全に発想はアスリート」と心身ともに、ストイックに役を追求したという。

筋肉作りのためには「アルコールも一切、摂取せずにやっていた」そうで、「そのフラストレーションがきっちりこの作品のなかで映し出されるように、現場に臨んだ」と話して、会場を笑わせていた。

またこの日は、物語のテーマが“決闘”であることにちなみ、それぞれが自身にとっての“ライバル”を聞かれる一幕も。『フランケンシュタインの恋』では深志“研”という役を演じている綾野は、「『武曲 MUKOKU』では研吾役。別の作品でも“研さん”をやっています」と切り出して、会場も大爆笑。「研さん対決だなと思って。天使のように優しい研さんが勝つか、地獄のような研さんが勝つか楽しみ」と奇妙なつながりとなったライバルについて明かして、大きな拍手を浴びていた。

歌手・UAと俳優・村上淳の息子である村上は「両親」と回答。「両親がこの業界にいてもいなくても、永遠のライバル」と胸の内を明かし、村上のしっかりとした答えに綾野は「いやあ、俺、恥ずかしくなってきた」と苦笑いを浮かべて、再び会場を笑わせていた。【取材・文/成田おり枝】

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