蘇ったガメラにギャオス、レギオン、イリスまで!「特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展」ファン垂涎の展示内容

イベント

蘇ったガメラにギャオス、レギオン、イリスまで!「特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展」ファン垂涎の展示内容

8月7日まで開催されていた「特撮のDNA/東京タワーSOS ゴジラ・モスラ・東宝特撮展」に続き、「特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展」が東京タワー タワーホールにて11日より開催中。本展は平成ガメラをフィーチャー!注目は『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)に登場したガメラスーツや、同作の名シーンで使われたギャオス(通称:お座りギャオス)がクラウドファウンディングにより復元、修復され一般に初公開される点だ。

【写真を見る】ファンの愛で復元、永久保存化された『大怪獣空中決戦』版ガメラほか、ソルジャーレギオンやイリスもたっぷり展示!
【写真を見る】ファンの愛で復元、永久保存化された『大怪獣空中決戦』版ガメラほか、ソルジャーレギオンやイリスもたっぷり展示![c]KADOKAWA NH/1995 [c]KADOKAWA NHFN/1996 [c]KADOKAWA TNHN/1999 [c]特撮のDNA製作委員会

そのほか、特撮美術デザイナーの三池敏夫設計による“ギャオスが巣食った東京タワー”の1/70スケール、全高約4.8メートルの巨大ミニチュアも公開。25年以上にわたり大切に保管されてきた貴重なものがついにお披露目となる。さらに、『ガメラ3 邪神<イリス>の覚醒』(99)に登場した、平成ガメラ3部作のなかでも高い人気を誇る敵怪獣イリスの幼体も初めて展示されている。愛らしい瞳と貝殻を思わせる甲羅など細部にまで作り込まれた造形に注目だ。


クラファンで修復された”お座りギャオス”
クラファンで修復された”お座りギャオス”[c]KADOKAWA NH/1995 [c]KADOKAWA NHFN/1996 [c]KADOKAWA TNHN/1999 [c]特撮のDNA製作委員会

怪獣バトルの聖地であり都市破壊の象徴として欠かせない存在である東京タワーを舞台に、特撮の歴史を振り返る貴重な機会となっている本展。初公開の展示にも注目が集まるが、樋口真嗣特技監督による絵コンテや映画の台本、劇中で使われた小道具、アクション用、海用、アップ用など、さまざまな撮影シーンで使用されたスーツ、パーツの数々や、造形部愛用のちりとり(ガメラのイラスト入り!)まで展示。さらに、隅から隅までチェックしたいガメラVSイリスのバトルシーンの巨大ジオラマなども見どころとなっている。

敵怪獣イリスの幼体
敵怪獣イリスの幼体[c]KADOKAWA NH/1995 [c]KADOKAWA NHFN/1996 [c]KADOKAWA TNHN/1999 [c]特撮のDNA製作委員会

8月28日(日)まで開催される「特撮のDNA/平成ガメラ3部作 展」。開催期間中には特撮プロップ修復師の原口智生や、三池敏夫登壇のトークショーも開催。さらに、原口登場回のイベントでは、ナイトツアーも実施される。また、本展来場者には特製「うちわ」もプレゼントされるそう。なくなり次第終了なので、早めにゲットしたい。

撮影で使用された本物にこだわった展示で人気の「特撮のDNA」展。本物から伝わる迫力をぜひ体感してほしい。

取材・文/タナカシノブ