「ONE PIECE」ファンの山田裕貴、ルフィ役・田中真弓の樽の中からのサプライズ登場に「泣いちゃう」
8月18日、丸の内TOEIにて、イベント「『ONE PIECE FILM RED』公開記念舞台挨拶~クラゲ海賊団の宴~」が開催され、田中真弓、山田裕貴、霜降り明星(粗品、せいや)が登壇した。
イベントには、本作に出演した“クラゲ海賊団”船長・エボシ役の山田裕貴と、ハナガサ、カギノテ役の霜降り明星が登場。本作の大ヒットを祝い、「ONE PIECE」らしく大きな樽の前でジョッキを持って、乾杯のポーズを決めた。
山田は、「アニメも映画も漫画も全部見ていて、漫画は7周くらいしたかな?本当に大好き」と、作品の大ファンであることを報告。「俳優になる前から、いつかONE PIECEの声をやりたいなとか思っていて、(ルフィのセリフにならって)『俳優王に俺はなる』とか、18歳くらいの時に書いていた。ONE PIECEが教科書。生き方みたいなのを教わっている」と熱く語った。
さらに、『ONE PIECE FILM RED』については「作品を追いかけているONE PIECEファンも、この映画にしか出ていない新情報に触れられ、そこからまた、作品に深く入っていける。ONE PIECEは一貫してストーリーがいいので、胸を打つこのストーリーを体感しに、劇場に来てほしい。また、映画で初めて作品に触れる方も、音楽好きの人も、(歌姫の)ウタのライブを楽しめる。歌が広がっていくことが僕らの願いでもあるので、ぜひたくさんの人に届いたらいいなと思っています」とアピールした。
ちなみに、“ルフィの魅力”を問われると、山田は「『支配なんかしねエよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ』って言っているだけあって。みんなが楽しく、みんなが笑って暮らせる世の中になったらいいなっていう想いを持っていると思う。幸せは支配じゃない!と。そこがルフィの良さ」と、拳を握り、身振り手振りを交えて熱弁していた。
また、イベントの後半では、ルフィ役の田中真弓が樽の中から登場するサプライズもあった。これには、山田も目を丸くしてびっくり。「樽の中にいたなんて、マジで気付かなかった…」と驚きつつ、ルフィのセリフを間近で聞くと、「俺、泣いちゃう。田中真弓さんなのに、ルフィに見えてくるんですよ。おかしな現象が…」と、目を潤ませた。
一方の田中は、トークセッションをステージサイドで聞いている際、大変だったそうで「いまかいまかと緊張しながら(待っていた)。おばあちゃんだから、樽の中で中腰から立ち上がるのが意外と大変だったの(笑)」と明かし、会場を笑わせていた。
取材・文/平井あゆみ