男女逆転で描く人気コミック「大奥」NHKでドラマ化決定!脚本は森下佳子
“⼥将軍にひれ伏すは、美男三千⼈――”という男⼥逆転時代劇を描いた⼤ヒットコミック「⼤奥」のドラマ化が決定。NHK総合で2023年1⽉から放送開始予定となっている。
原作は、ドラマ化および映画化もされた「きのう何食べた?」やテレビアニメ化された「西洋骨董洋菓子店」などのよしながふみが手がける人気コミック。少⼥漫画誌「メロディ」にて2004年8⽉号から連載されて2021年2⽉号にて最終回を迎え、完結記念のPVが公開されている。コミックスは全19巻が発売されており、累計600万部(紙+電⼦)の記録を打ち立てた。
3代将軍、家光の時代から幕末、⼤政奉還にいたるまで男⼥逆転の江⼾時代が展開され、ジェンダー、権⼒、病など、現代社会が直⾯する課題を⼤胆な世界観で構築している。江⼾幕府、三代将軍、家光の時代、男⼦のみを襲う謎の疫病「⾚⾯疱瘡」が国中に蔓延し、男⼦の数が激減。家光も病に倒れ、秘密裡に将軍職は女性へと継がれていく。男⼦は種⾺として⼤切に育てられ、江⼾城⼤奥までもが希少な男⼦を囲いこみ、“美男三千⼈”と称される“男の世界”となっていった。そんな⼥⼈禁制の場所、⼤奥で巻き起こる事件とは…?
ドラマ版の脚本は、向⽥邦⼦賞や橋⽥賞を受賞し、「JIN-仁-」、「ごちそうさん」、「おんな城主 直⻁」など数々のヒット作を⽣み出してきた森下佳⼦が担当し、“男⼥逆転、⼤奥”の世界に新しい息吹を吹き込む。
独特の発想の設定ながら、現代にも通じる“⼈々の悲しみ”“愛”“葛藤”に寄り添う普遍的なパラレルワールド大河ロマンとなる本作。キャストなど続報を楽しみに待ちたい。
文/入江奈々
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