中島裕翔が6年ぶりの映画主演!『#マンホール』メインビジュアル&特報も解禁
「ライアーゲーム」シリーズ、「マスカレード・ホテル」シリーズの脚本を務める岡田道尚と、『海炭市叙景』(10)、『私の男』(14)など海外からも高い評価を受ける熊切和嘉監督による2023年2月公開の映画『#マンホール』(ハッシュタグ・マンホール)。本作の主演を、「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が務めることが明らかに。あわせてメインビジュアルと特報映像が解禁となった。
岡田によるオリジナル脚本となる本作。中島演じる主人公の川村俊介は勤務先の不動産会社での営業成績はNo.1、上司や同僚の信頼も厚く、さらには社長令嬢との結婚も決まり将来を約束された超がつくほどのハイスペック男。しかし、結婚式前夜のサプライズパーティの帰り道に酒に酔ってマンホールに落ちてしまうという、幸せの絶頂からどん底に転落してしまう男に扮する。
4月下旬に本作の撮影を終えた心境について中島は「雨に濡れたり、泥や泡にまみれたりと想像以上に大変なことがたくさんありましたが、熊切監督作品の歴史に残る映画に参加できて光栄です」とコメント。さらに「国内外問わず類をみない、とてもクレイジーな映画が出来上がりました。観ている人を1度、2度、3度、もっとたくさん驚かせたいと思います!」と自信をのぞかせた。熊切監督の印象については「すごい方というイメージがあったので最初は緊張していたのですが、すごく気さくにしゃべってくださる明るい方。笑顔で『いまのよかったよ!!』と現場で一番楽しそうに撮っている純粋な様子がちょっと怖くもあり、こういう人だからこそ狂気に満ちあふれたものを作れるんだなと思いました」と初タッグを振り返った。
また中島について熊切監督は「とにかく身体能力が高い!今回自分のなかでもここまでのジャンル映画というのは初なのですが、中島君が緊迫感を肉体で上手に表現してくれました。2人で演技プランをディスカッションしていくなかで、僕が思っていた以上に中島君のいつもとは違った面が出てくるのも面白かったです(笑)」と太鼓判を押した。
あわせて公開となった特報映像で映しだされるのは、自身の結婚式前夜に開かれたサプライズパーティで新たな人生の幕開けを同僚たちに祝われる川村。パーフェクトな自分の人生に満足げな様子だったが、その帰り道、酩酊した彼は一人深い穴に落ちてしまう。深夜、暗闇のなか目を覚ますとそこはマンホールの底だった。手元にあるのはスマホだけ。しかしGPSは誤作動を起こし、知人や警察も当てにならない。タイムリミットの夜明けが迫るなか、唯一通話できた元カノと、SNSでアカウントを立ち上げてつながったフォロワーたちに助けを呼びかけるが、事態は予想外の展開に向かうのだった。後半、映画タイトルがこだまするなか、マンホールの蓋が不気味に閉じられていき、映像は終わっており、その後の展開が気になるところ。
メインビジュアルでは、深く暗いマンホール内部のはしごをよじ登り、泥だらけ&傷だらけになりながら必死に脱出を試みる川村の姿が。「この穴、何かがおかしい。」というコピーから本作の不穏な展開が想起させられる。
中島は、『僕らのごはんは明日で待ってる』(17)以来6年ぶりの映画主演となる。ハイスペック男が文字通りどん底に転落していく姿を見届けてほしい。