中本悠太&三山凌輝は遠距離恋愛!?『HiGH&LOW THE WORST X』舞台挨拶にキャスト集結
『HIGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X』(9月9日公開)の初日舞台挨拶が9日に都内で開催され、川村壱馬、吉野北人、三山凌輝(BE:FIRST / RYOKI)、前田公輝、塩野瑛久、平沼紀久監督、二宮“NINO”大輔総監督、さらに緊急来日した中本悠太(NCT 127)が揃って登壇。今回新キャストとなった中本と三山は、この日表参道のお店のテラス席で二人でランチをしていたことも明かし、会場を驚かせた。
男たちの友情と熱き闘いを描き、累計興行収入78億円を突破する「HiGH&LOW」シリーズと、高橋ヒロシ原作による不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」の2大コンテンツがクロスオーバーする本作。この日の舞台挨拶の模様は、全国321館にもライブビューイング生中継もされた。
前作から3年ぶりの公開となり、SWORD地区最凶の鬼邪高校で頭を張る花岡楓士雄役を演じた主演の川村は「(コロナ禍もあり)撮影ができないという状況がずっと続いていたなか、続編が今日やっと公開を迎えることができました。『HIGH&LOW』の頃からこの作品を支えてくださっていた皆さんがいてくれたからこそ実現したこと。本当に感謝しています」と感慨深げ。
今作の見どころについては、「前作で出来上がってる輪が新キャストのみなさんに広がって、それぞれの好きな人が絶対に見つかると思いますし、クロスバトルアクション超大作という通りド迫力のアクション、分かりやすい青春、観ていてスカッとするストレートな真っ直ぐな物語になっているので、皆さん熱くなっていただけるはず。観終わった後に人生にやる気が湧いてくる、みなぎってくる作品になっています」と冒頭から熱く語った。
そしてこの日、韓国から急遽来日し舞台挨拶に登壇したNCT 127の中本は、ひときわ目立つ金髪姿で登場。「(今日)本当に来れるか分からない状況だったんですけど、自分が初めて挑戦した作品で、キャストのみなさんと素敵な監督、現場で作り上げてきたものなので、どうしても出たいという思いが強かったんです。素敵な仲間に出会えたので絶対僕も参加したいと思いましたし、スケジュールを合わせてもらったんです」と自身で交渉しての登壇であることを明かすと、共演者たちも笑顔を見せ「できた男だよ!」と絶賛。
今作が本シリーズ初参加となった中本と三山だが、実は今日1時間半ほど表参道のカフェで二人でランチをしていたことを告白。三山は、「(中本に)最近の色々な報告をしたりとか、疲れているのを癒してくれるんです」と中本への絶大なる愛をのぞかせると、ほかのキャストも「遠距離恋愛?(笑)」と爆笑。中本について、三山は「経験豊富だったりもするので、そういうのを加味していろいろ話を聞いてくれたり、1時間半だったけど結構濃い時間」だったと明かすも、お店のテラス席で話していたため、お客さんたちにはだいぶ気づかれたよう。帰り際には「テラスに座っているお客さん全員に見られて(笑)」と貴重な二人での時間を振り返った。
そんななか、主演の川村から新キャストを務めた中本と三山へ、感謝の気持ちを綴った手紙を読むサプライズが。二人が今作に対して凄まじい熱量で臨んでくれたからこそ、最高の作品ができたと明かしつつ、「出会ってからの日数とかじゃなく、繋がれる人は繋がる。今作で出会ったみんなもそれぞれが違う環境で頑張っていて、誰しもうまくいくことばかりではないですが、どんな時もいつだって僕ら仲間がいます。物理的に離れていても近くにいても、コミュニケーションが多くても少なくても、その存在を思い出すだけでどこか安心できるような、力が湧いてくるようなそんな存在で僕もいられるように頑張りたいと思ってますので、これからも切磋琢磨しながら助け合っていきましょう。この年になって改めて青春を経験するような、そんな大切な思い出を本当にありがとうございます。そして素晴らしい作品を一緒に作ってくれて、本当にありがとうございました。がかけがえのない友より」とメッセージを贈った。
その言葉を聞いた中本は、「鳥肌がたちました。韓国に16歳の時に渡ったので、なかなか青春というものを味わえていなくて、今回の撮影のなかで僕が普通の高校生活を送っていたらこんな感じの友達とこんな感じな和気あいあいとして過ごしたのかな」と明かし、「この映画を通して、作品はもちろんですが、僕にとってはすごくそれ以上に深いものになった」と自身の思いを語った。さらに三山も、少し涙ぐみながら「大変ではあったんですけど、それ以上に達成感もあって、監督をはじめ、すばらしいキャストのみなさんと参加させていただいて、本当にたくさんの人に愛されてほしいですし、ただただ映画を楽しんでくれたらと思います。本当にありがとございます」と感謝の気持ちを語った。
最後には、中本も観客へ向け「観て肌で感じて、映画の熱い部分、皆さんの胸のなかに眠っている熱い部分を少しでも刺激できたらなと思います!」と呼びかけた。
取材・文/富塚沙羅