福士蒼汰が男泣き「今の気持ちは一生忘れない」
北川恵海の人気小説を映画化した『ちょっと今から仕事やめてくる』の初日舞台挨拶が、5月27日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。福士蒼汰、工藤阿須加、小池栄子、吉田鋼太郎、成島出監督が登壇した。最後に成島監督から福士と工藤にねぎらいの言葉がかけられ、福士は「成島監督に出会えたことは僕の大きな財産になったと思います」と男泣きした。
成島監督は2人について「正直、最初はきついかなと思ったので、僕は2人を相当追い詰めました。でもそこから5か月間、本当に頑張ってくれました。これから日本映画界を背負っていく俳優がここに誕生したと思います。本当にありがとうございました」と称えた。
福士は感無量の様子で「ありがとうと言うのは僕の方だと思います」と声を詰まらせる。「僕を役者として育ててくれたのは成島監督だなと。これからも役者人生を歩んでいきますが、今の気持ちはたぶん一生忘れない。ありがとうございました」と大粒の涙を流して監督に感謝した。
工藤も「このお話をいただいた時、不安しかなくて。でも、役者として生きていくためにはどうしたらいいかということを監督が愛をもって教えてくれました。次に成島さんの監督作に出させていただく時は、僕らが監督を助けられる役者になって、いつか必ず成島さんに恩返ししたいです」と感涙した。
『ちょっと今から仕事やめてくる』は、幼なじみだと名乗る男との出会いをきっかけに、本来の自分を取り戻していく青年の物語。サラリーマンの隆を工藤阿須加が、謎の青年ヤマモトを福士蒼汰が演じ、『八日目の蝉』(11)の成島出が監督した【取材・文/山崎伸子】
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