岡田准一&坂口健太郎がSNSでの熱狂ぶりに歓喜!『ヘルドッグス』公開御礼舞台挨拶が開催
岡田准一と原田眞人監督が『関ヶ原』(17)と『燃えよ剣』(21)に続いて3度目のタッグを組み、9月16日に公開されるや「中毒性がある」とSNS上で話題の『ヘルドッグス』(公開中)。本作の公開御礼舞台挨拶イベントが9月22日に丸の内TOEIにて開催され、岡田と坂口健太郎、原田監督が登壇した。
警察小説の概念を破壊した問題作と謳われる深町秋生の「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を映画化した本作。トラウマを抱え正義も感情も捨てた元警官の兼高(岡田)は、関東最大のヤクザ組織“東鞘会”に潜入。その糸口として警察が目を付けていたのは、組織で誰の手にも負えない制御不能なサイコボーイの室岡(坂口)だった。そして、相性抜群の兼高と室岡は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰めていく。
SNS上に投稿されたコメントの数々が紹介されると「間違ってもデートで来んじゃねえぞ、ってことですね(笑)」と場内の笑いを誘う岡田は、「いつも以上にたくさんの感想をいただいています。それほどクセが強い作品なんだなと」と周囲からの反響の大きさを告白。それには坂口も「いろんな方から熱量のこもった感想をいただいて、本当にうれしく思っています。凄まじいものができたんだなと浸透してきた気がします」と自信をのぞかせる。
バディを演じた岡田と坂口のやり取りや、共演者とのエピソードなど、撮影現場での裏話についてトークを進めていく3人。またこの日は会場に集まった来場者からのQ&Aコーナーも用意されており、「最後に明らかになる展開に驚きました。初めてこの物語を聞いた時はどう思いましたか?」と予測不能なラストについての質問が。
岡田は「原田監督の台本は読み込んでいくなかでこうなるのか!とわかってくる台本。怒涛のラストには僕もびっくりしました」と明かし、坂口も「凄まじいものが出来そうだ」と期待値が跳ね上がったことを告白。さらに兼高と室岡の“相性98%”の残りの2%について訊かれると、岡田は「最後のシーンがあるから」と答え、坂口も「その2%を探す旅というか、足りないものを突き詰めるというか…」と含みを持たせた。
最後に原田監督は「俳優陣全員がはじけて楽しんでいる作品で、こんな作品はめったにないです」と自信たっぷりにメッセージを送り、坂口も「一人でも多くの方にこの熱量が届けばうれしいです!」とコメント。そして岡田は「個性が強いけど、すごくエネルギーもある作品。原田監督の生みだすハリケーンのような熱量を感じて、何度でも何度でも劇場に観にきてほしいです」とアピールした。
文/久保田 和馬