どっちが30年前か見分けつく?『ホーカス ポーカス』“魔女”のビフォーアフター
ディズニーを代表するハロウィン映画として絶大な人気を博す『ホーカス ポーカス』(93)。その29年ぶりの続編となる『ホーカス ポーカス2』が、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて独占配信中。注目はなんといってもサンダーソン姉妹を演じる3人の大物女優たち。29年経ってもまったく変わらない“リアル魔女”な彼女たちの弾けっぷりを、前作と比較しながら紹介していこう。
魔女伝説が残るマサチューセッツ州セーラムのハロウィンを舞台に、三姉妹の魔女ウィニーとメアリー、サラが300年の眠りから目覚め、大惨事へと発展していく様が描かれた前作。最新作の舞台ももちろんセイラム。ハロウィンの日にうっかりサンダーソン姉妹を復活させてしまった現代の女子高生3人組。彼女たちは一癖も二癖もある魔女姉妹と、“人間の目玉のついた不気味な魔術書”をめぐってハチャメチャなバトルを繰り広げていく。
三姉妹のしっかり者ウィニー役を演じるのはベット・ミドラー。『ローズ』(79)と『フォー・ザ・ボーイズ』(91)で2度のアカデミー賞主演女優賞ノミネート歴を持ち、エミー賞、グラミー賞、トニー賞、ゴールデン・グローブ賞を複数回受賞しているハリウッド随一の大女優だ。また、優れた嗅覚を持つメアリー役を演じるのは、「天使にラブソングを…」シリーズなどで知られる名コメディエンヌ、キャシー・ナジミー。
そして天然キャラのサラ役は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカー。先日行われたディズニーのファンイベント「D23 EXPO」にサプライズメッセージ映像を送った3人。パーカーは「29年前、最初に『ホーカス ポーカス』を作った時、こんなインパクトを与えることになるとは夢に思いませんでした」と当時を振り返りながら、新たな物語をファンに届けられる喜びを噛みしめていた。
すでに解禁されている予告映像では、長い眠りから再び目覚めたサンダーソン姉妹が現代のセイラムの町で大暴れする姿が確認できる。様々な魔法を駆使し、箒を使って空を飛ぶ魔女らしい姿や、ドラッグストアで見せる奇想天外な行動の数々。そしてメアリーが最新鋭のロボット掃除機で空を飛んだり、ステージで歌とダンスを披露したりと前作を彷彿とさせるノリノリなシーンは最新作でも健在。もちろん“不死の黒猫”と“ゾンビ”のビリーも登場するので前作ファンは必見だ。
メガホンをとったアン・フレッチャー監督は「信じられないほど素敵な3人の女性が、このように愛されている映画の美味しいキャラクターを演じることで、とても楽しい時間を過ごすことができます。この映画は1作目で育ったファンから次の世代の視聴者まで、すべての人のための映画です」と太鼓判。インパクト抜群の三姉妹が繰り広げる大騒動で、今年のハロウィンシーズンを楽しもう!
文/久保田 和馬