元AKB48の鈴木まりや、アナウンサー役初挑戦!ピンク髪封印で「正統派の色に」
現代人の心のあり方を問うヒーロームービー『呪い返し師-塩子誕生』の初日舞台挨拶が7日都内で行われ、映画初主演の希島凛、共演の福永紗也、鈴木まりや、吉田宗洋 土平ドンペイ、赤羽博監督、そして大田薫総合プロデューサーが登壇した。
元AKB48の鈴木はアナウンサー役初挑戦で「本物のアナウンサーの方に滑舌や呼吸、息継ぎなどを教えてもらったりして」とレクチャーを受けて撮影に臨んだそう。さらに「撮影時は髪の毛も普段のピンク色から正統派の色にしてみました」と熱のこもった役作りを明かした。
映画初主演で呪い返し師の塩子を演じた希島は「塩子は現代にブッダの教えを伝えて、聖なるものを守りたいという使命感で戦っています。一人で戦っているが故の聖なる孤独を感じながら、塩子の心の深さと器の大きさを表現できるように役作りをしていきました」と細部に渡るこだわりの熱演を報告。
念願の公開初日を迎えて「呪いというものを他人事ではなく身近に感じてもらい、どのような想いが間違っていて呪いに繋がるのか。自分の心を見つめるきっかけになれば嬉しいです。何度も劇場に足を運んでいただき、鏡の心の法則をマスターしていただいて、鏡の心で呪いを払い返す塩子のような分身が世の中にたくさん誕生したら世界は美しく明るくなるはず」と呪いなき世界に思いを馳せていた。
天道グループの御曹司・天道役の吉田は、ヴィランな役柄ゆえに「改めまして…申し訳ございません!」と謝罪して笑わせつつ「見た目はジェームズ・ボンドだけれどカッコいいのは上っ面だけ。中身は子どもです。それを意識した結果がスクリーンに表れています」とアピール。現場ではかなり嫌われた(!?)ようで「最後の天狗神社のシーンには、天道(吉田)が騙した女性たちが集結します。撮影時は凄く寒かったので暖を取っている女性たちに僕が『寒くないですか?』と声をかけたら、冷たく『…ハイ』と。イメージ回復できたのかな?」と苦笑いだった。
取材・文/石井隼人