ドウェイン・ジョンソンがNYプレミアに降臨!DCの“破壊神”演じた『ブラックアダム』は「キャリアで最も大事な映画」
ドウェイン・ジョンソンがDCとタッグを組んだ最新作『ブラックアダム』(12月2日公開)のプレミアイベントが現地時間10月12日、ニューヨークの中心地タイムズスクエアにて開催。アンチヒーロー“ブラックアダム”役のジョンソンをはじめ、ピアース・ブロスナンやオルディス・ホッジ、クインテッサ・スウィンデル、ノア・センティネオら豪華キャスト陣が一堂に会した。
ビジュアル派の鬼才ジャウム・コレット=セラ監督がメガホンをとった本作の主人公は、5000年の眠りから覚めた破壊神ブラックアダム。過去に息子を奪われた復讐心から、その破壊力を現代の人類へと向ける彼は“規格外のパワー”を振りかざし、ルール無用でやりたい放題。そんな彼の前にスーパーヒーロー軍団の“JSA”(=ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が立ちはだかる。
大勢のファンの熱気と歓声に包まれた会場に敷かれたのは、レッドカーペットならぬ“ブラックカーペット”。そこへ真っ赤なジャケットをまとったジョンソンが登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こる。幼い頃からブラックアダムの大ファンだというジョンソンは「この作品は自分のキャリアで一番大規模で、最も大事な映画。幼少期からずっと彼になりたかったから、この15年間この作品を実現させるために奮闘できた」と長年の夢を叶えた喜びを語った。
一方、劇中でブラックアダムと対峙するJSAの4人を演じたキャスト陣も集合。ブロスナンは「ヒーロー映画に出演することはないかと思っていたけれど、この作品は最高のタイミングで現れてくれた。ドクター・フェイトを非常に楽しんで演じることができました」と語り、JSAのリーダーであるホークマンを演じたホッジは「この役を演じられたことは誇らしく、夢が叶った瞬間だ。なにかを信じることに恐れている人の背中を押す、そんな作品になっています」とコメント。
サイクロン役のスウィンデルは「この作品は観客の想像を超えるすばらしいものになっている。DCユニバースを拡げ、今後のシリーズの基盤を作る作品になりました」と本作の重要性を説明。さらにアトム・スマッシャー役のセンティネオも「ブラックアダムの登場によってDCのヒエラルキーが完全に変わる。ファンが求めていたことすべてが実現した映画なんだ」とファン目線の大興奮で熱弁していた。
そして「ブラックアダムは地球上最強で、誰も止めることができないとんでもなく強い力を持っている」とアピールしたジョンソン。日本のファンに向けて「いつも応援をありがとう。レスラー時代に日本中のリングの上で血と汗をたくさん流した。僕は日本が大好きなんだ。とにかく最高にクールな作品を作った自信があるし、サプライズもあるから、ぜひ大スクリーンで観てほしいです」とメッセージを送っていた。
文/久保田 和馬