貞子とギャルモデル軍団が、ゴン攻め3本勝負!ギャル用語を「古い」と斬られ、貞子大ショック
映画『貞子DX』(10月28日公開)の「バイブス200のギャルVS貞子の呪い」と題したスペシャルイベントが10月25日に神楽座で行われ、姉ギャル雑誌「nuts」専属モデルのMAAYA、あおぽん、KIMIが登壇。サプライズで駆けつけた貞子と3本勝負に挑んだ。
本作は、現代社会に適応しSNSで拡散される貞子の呪いと、24時間以内に“呪いの方程式”を解明すべく奔走する主人公たちを描くサスペンスホラー。イベントに出席したのは、ストリート×スパイシーコーデを得意とし、姉ギャルたちから圧倒的な⽀持を集めている“姉ギャル界の切込隊長”MAAYA。コミュニケーション力とアニメ好き度なら誰にも負けない、超絶おしゃべりガールのあおぽん。現役美容師として働きながら「nuts」専属モデルとしても活躍中のスポーツ万能ギャルKIMIの3人。
MAAYAは「SNSの普及やウイルス感染など、現代のリアルなところとリンクしているホラー作品だなと思いました。自分の身に置き換えて観られることができるホラー映画は、初めてだった。観ていて恐怖心が倍増した」と映画の感想を吐露。あおぽんは「ホラーが苦手なんですが、物語性もおもしろかった。驚きもあったけれど、楽しく観られた」、KIMIも「楽しみながら観ることができました」と大いに楽しんだという。
この日は、客席通路を通って貞子ご本人が登場するひと幕もあった。観客を怖がらせながらゆっくりとステージに向かってくる貞子を見て、3人も「ヤバい、ヤバい!」「怖い!」「こっちに上がってくるってことだよね!?」と驚愕。「貞子さんって、めちゃくちゃ髪の毛が長い。ケアってどんな感じなのかなって。ギャルはブリーチをしたりして髪の毛が傷んでいるので、気になります」と貞子のヘアケアに興味深々だったMAAYAは、実際の貞子を見て「髪のツヤ、すごい」と改めて惚れ惚れとしていた。
貞子とギャル代表が顔をそろえた貴重な機会となり、ステージではギャルのバイブスと、貞子の呪いのパワー、どちらが強いのかを判断すべく、“知力、眼力、運”のお題で、3本勝負を行うことに。まず第一ラウンドでは“知力”勝負として、ギャル用語対決に挑んだ登壇者陣。
司会から「気分が悪い、気分が乗らないという状態を最新のギャル用語でなんと表現するでしょうか?」との質問が投げかけられると、念写能力を使った貞子は自信満々に「チョベリバ」と念写されたスケッチブックを披露した。ギャルたちは「だいぶ古い。時が止まっちゃっているのかも」と90年代に誕生したキャラクターであるだけに、貞子のギャルの認識が少し古いのではとコメント。MAAYAは「キャパい」と最新のギャル用語で回答して、会場から賛同するという拍手を浴びた。
続いての“眼力”対決では、怖がりだというあおぽんが、貞子とのにらめっこにトライ。「ヤダ!怖い怖い!」とおののくあおぽんだったが、張り切ってダンスや呪いのポーズを繰りだす貞子に思わず「怖すぎて」と大笑い。長い髪の毛で顔が見えないことも有利に働き、貞子が見事勝利を収めた。
最後の“運”対決では、シンプルに、じゃんけんで勝負することに。パーを出したKIMIに対して、カクカクとした動きが特徴だけに、若干、後出し気味になりながらもグーを出してしまった貞子。3本対決の結果はギャルチームに軍配が上がり、ギャルが「やったー!」と大喜びする一方、貞子は地団駄を踏んで悔しがっていた。
貞子との対決を楽しんだギャルモデル軍団だが、MAAYAは「まさか、貞子さんと対決する日が来るなんて。めちゃくちゃレアで、テンションが上がっています」とにっこり。あおぽんは「まだ怖くて慣れないんですが、仲よくなれたらいいな。楽しかったです!」と少しずつ愛着が湧いてきたそうで、KIMIは「怖いという概念がなくなった」と印象が変わったとコメント。喜んだ貞子がハートポーズを繰り出すと、ギャルたちは「かわいい!」と声を弾ませていた。
ファンのギャルたちが多数来場した観客らと一緒に自撮りをしたり、ロビーでお見送りをしたりと、仲よくたっぷりとファン対応に専念したモデル軍団&貞子。サービス精神旺盛な姿で、最後まで観客を喜ばせていた。
取材・文/成田おり枝