オカダ・カズチカ『ブラックアダム』にカメオ出演!妻で声優の三森すずこに「アドバイスもらった」
“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンがアンチヒーローを演じる映画『ブラックアダム』(12月2日公開)の“破壊的ヒット祈願”ジャパンプレミアが11月14日に丸の内ピカデリーで開催され、日本語吹替版でブラックアダムを演じる楠大典、サイクロン役を担当する内田真礼、プロレスラーのオカダ・カズチカ、タレントのファーストサマーウイカが登壇した。
『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(22)、『ジョーカー』(19)などのヒット作を生みだしてきたDC最新作となる本作。5000年前の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダムが、大暴れする姿を描く。
メンバーそれぞれが、ジョンソン演じる最“恐”のアンチヒーロー、ブラックアダムの魅力について熱弁したこの日。楠は「ドウェインがとにかくかっこいい!」と声を大にし、もともとジョンソンの大ファンだというファーストサマーウイカは「今回はかわいいロック様が見られます。萌え要素がある。キュンポイントがかなりあります」と惚れ惚れ。内田も「かわいさが際立っているところが結構あった。かわいくて、なおかつカッコいいというギャップ萌えが発生している」とキュートな一面も見どころだと同調した。
この日はステージに等身大のブラックアダム像がお目見えしていたが、オカダは「なかなかやりそうですね!同じプロレスラーとして試合できるなら、試合したいですね」と像を見ながらニヤリ。劇中のブラックアダムの強さに驚いたそうで、「強いっす!何人来ようが倒せちゃう。俺もこんなプロレスラーになりたい」と熱望するなか、ファーストサマーウイカから「どうやって倒します?」と聞かれると、オカダは「丸め込みとかでもいいですし、パイプ椅子を使ってもいい。でもブラックアダムにはそれも効かないかもしれない。プロレスラー、誰も勝てないです」と苦笑いを見せていた。
オカダとファーストサマーウイカも、日本語吹替版にカメオ出演しているという。「バイクに乗っています」と役柄のヒントを語ったオカダは、「妻が声優なので。どうしたらいいかアドバイスをもらった」と妻で声優の三森すずこに相談したと告白。「『人がしゃべっている表情を見て、それと同じような温度で話せば大丈夫だよ』と言ってもらえて。『わかった、それでやってくる』と言って、いざ現場に行ってみたら、その人(演じるキャラクター)がマスクを被っていた。表情がなくて焦りました」と語って周囲も大笑い。帰宅後に妻にもその困惑を伝えたそうで、「ハハハって笑ってました」と反応を明かしていた。
またドウェイン・ジョンソンからビデオメッセージが到着するひと幕も。ジョンソンのメッセージは「『ブラックアダム』をようやく見てもらえることになってうれしい」と喜びの言葉に始まり、「日本にはいまでも忘れられない思い出がたくさんあるんだ」と日本への愛も吐露。「自分のキャリアをかけてどうしてもやりたかった映画なんだ。(映画化までに)15年かかったんだよ!」と思い入れが込められていた。
メッセージのなかで「タイテン」とジョンソンから名前を呼ばれていた楠は、「まさかドウェイン本人の口から、『タイテン』と呼ばれる日が来るとは。声優をやっていてよかったなと思います」と感激しきり。「今後、僕が世界的なアニメに出た時には、ぜひドウェインに僕の吹き替えをやってほしい」と夢を語っていた。
取材・文/成田おり枝