巨匠チャン・イーモウ監督が放つ極上のスパイ・サスペンス『崖上のスパイ』公開決定!
『初恋のきた道』(00)や『HERO』(02)の巨匠チャン・イーモウ監督が手がける『崖上のスパイ』が2023年2月10日(金)より公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルが解禁となった。
デビュー作『紅いコーリャン』(87)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、2008年夏季と2022年冬季の北京オリンピックで開会式と閉会式の総監督を務めるなど、世界的巨匠として知られるチャン・イーモウがメガホンをとった本格的スパイ・サスペンスとなる本作。1934年冬の満州国のハルビンを舞台に、ソ連で特殊訓練を受けたスパイ・チームの男女4人が、 日本軍の秘密施設から脱走した生き証人を国外に脱出させ、同軍の蛮行を世界に知らしめることを目的に、極秘作戦“ウートラ計画”を実行するため現地へと潜入する。
キャストには、同じくイーモウ監督の『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』(22)で主演を務めた中国映画界の実力派チャン・イーをはじめ、テレビシリーズ「三国志~司馬懿 軍師連盟」のユー・ホーフェイ、『ドリアン ドリアン』(02)のチン・ハイルー、『1950 鋼の第7中隊』(22)のチュー・ヤーウェン、そして『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』でイーモウガールとして銀幕デビューを果たしたリウ・ハオツンも出演。 かつてコン・リーやチャン・ツィイーを見出したイーモウ監督に発掘された新星が、可憐で芯の強いチーム最年少の女スパイを体現しているのにも注目だ。
解禁されたポスターには、主人公となる男女4人のスパイ姿が映しだされ、魅惑的なノワール映画を期待させるビジュアルに。美しい色彩にも定評のあるイーモウ監督が、本作では雪と闇に彩られた鮮烈な世界観を構築。激しいチェイスや銃撃戦はもちろん、イーモウ監督が放つ濃厚な人間ドラマと極上のスリルに期待が膨らむ。
文/富塚沙羅