パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』公開日決定！メインビジュアル＆予告映像も公開

本年度のアカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表に選出され、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞した、パク・チャヌク監督最新作が『別れる決心』の邦題で2023年2月17日(金)に公開されることが決定。あわせて、本作のメインビジュアル、予告映像が解禁となった。

今年5月に、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞し、韓国の“アカデミー賞”とも称される先日の青龍賞でも監督賞をはじめ6冠を獲得するなど絶賛を浴びている本作。『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)などの名作を産んできたチャヌク監督の6年ぶりの最新作である本作は、サスペンスとロマンスが溶け合うドラマ作品となっている。『殺人の追憶』(03)、『グエムル漢江(ハンガン)の怪物』(06)とポン・ジュノ作品への出演で知られるパク・ヘイルと、『ラスト、コーション』(07)、『ブラックハット』(15)でハリウッド進出も果たしたタン・ウェイが主演を務めている。

今回解禁となった予告映像では、刑事ヘジュン(ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(ウェイ)の調査を行ううち、疑いを抱きつつも惹かれあっていく姿が切り取られている。“刑事と容疑者”として出会った2人の視線が交差し、言葉にならない感情が互いの胸に湧き上がっていく様子に、サスペンスとロマンスが一体となった本作の魅力が垣間見えている。

あわせて解禁となったビジュアルには、手錠でつながれたヘジュンとソレの姿が写しだされている。控えめに触れあう指先と交わらない視線、さらに「疑惑がふたりを惹き寄せ、愛がふたりを引き裂いた」というキャッチコピーも相まって、二転三転する行く手の読めないドラマに期待が高まるものとなっている。

映画史上屈指の”美しくも残酷な結末”とはどのようなものなのか？「『パラサイト半地下の家族』の次はこれ!!」と称される本作の公開を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ