ジェームズ・キャメロン監督、約10年ぶりの来日でイルカショーを堪能!「『アバター』続編は2年おきに公開したい」

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ジェームズ・キャメロン監督、約10年ぶりの来日でイルカショーを堪能!「『アバター』続編は2年おきに公開したい」

ジェームズ・キャメロン監督最新作、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月16日公開)来日記者会見が10日、マクセル アクアパーク品川にて開催され、キャメロン監督、プロデューサーのジョン・ランドー、ジェイク・サリー役のサム・ワーシントン、ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、キリ役のシガーニー・ウィーバー、クオリッチ役のスティーヴン・ラングが出席。ウォーター・フロント記者会見と銘打った会見ではイルカショーも披露された。

【写真を見る】談笑するシガーニー・ウィーバーとキャメロン監督。現在73歳のウィーバー、劇中では14歳のキャラクターを演じる
【写真を見る】談笑するシガーニー・ウィーバーとキャメロン監督。現在73歳のウィーバー、劇中では14歳のキャラクターを演じる

世界歴代最高の興行収入28億4737万9794ドル(約3559億円)を記録した超大作『アバター』(09)から13年。ファン待望の最新作となる本作は、舞台を森から海へと移し、美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、そして、神秘の星パンドラの侵略を目論む人類と、先住民ナヴィとの激しい戦いと心を揺さぶる感動のドラマをエモーショナルに描く。

キャメロン監督の来日は約10年8か月ぶり。自身と日本の関係を「恋愛関係」と例えたキャメロン監督は「1980年のなかばに来日して以来、ずっと日本の文化が大好きです」とニッコリ。久しぶりの来日をよろこび、「また日本に来ることができてうれしいです。いままで私の映画をずっと受け入れてくれた皆さんが、この映画も好きになってくれたら」と笑顔で呼びかけた。

イルカショーに大興奮
イルカショーに大興奮

会見では観客とともに、イルカたちも登壇者を大歓迎。キャメロン監督は「知性的で社会性もあり、人とつながることも学ぶこともできる」とイルカの長所を並べ、「僕もイルカに乗りたいです。皆さんも映画の世界に入ってください!」とイルカたちにリクエスト。すると、イルカたちが「OK!」と言わんばかりの鳴き声をあげ、キャスト陣も笑顔でよろこんでいた。

13年ぶりの続編となる本作は、6日(現地時間)に英ロンドンで初上映されてから、多くの絶賛の声が挙がっている。この反響についてキャメロン監督は「よい反響はとてもうれしいです。本作には5年ほど携わってきました。観客の皆さんにどのような影響を与えるのかはまだ分からないけれど、感情に訴えられるような作品になっていると思います。美しい世界の物語を楽しんでもらいたいです」とコメント。さらに「1作目のファンが期待されているようなことはもちろんですし、それ以上の感動を受け取っていただけると思います」と出来栄えに自信を見せていた。

本作で夫婦となるジェイク・サリー役のサム・ワーシントンとネイティリ役のゾーイ・サルダナ
本作で夫婦となるジェイク・サリー役のサム・ワーシントンとネイティリ役のゾーイ・サルダナ

会見ではYES/NOのフリップを使った企画コーナーも。ハードな撮影を振り返り「途中で役を降りたいと思ったことは?」という質問にはキャスト全員が「NO」と回答。ワーシントンはフリップでのやりとりが気に入ったようで、「撮影はハードだけど楽しかった?」というMCからの追加質問に「YES」のフリップを見せ、「気に入ったので、この後のインタビューにも使っていいかな?」と茶目っ気たっぷりのコメントで笑いを誘っていた。

本作で14歳のキリを演じているウィーバーは「すごくチャレンジングな役でした。自分が14歳だったころの気持ちを思い出しながら演じました」と微笑み、役作りのために学校の授業を受けたり、14歳の声を研究したことも明かしていた。ネイティリ役のサルダナは「母親になり、自分自身よりもさらに深く愛する人がいることで、恐れが生まれます。そういう面を描くことから、より感情に訴えかけるような物語になっています」と自身の役の変化と見どころを解説。さらに「ジェイクとネイティリの愛らしい子どもたちにも注目して!」と呼びかけていた。

フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

ラングは「クオリッチは暗さの象徴です」と説明。キリは柔らかい光を放ち、ネイティリはさらに強烈な光を放っています。そしてもちろん、ジェイクからも光が出ています。暗闇があるからこそ光が輝き、光があるからこそ暗闇が情報を得ます。光と暗闇の関係性を観てほしいです」とキャラクターの関係性に触れていた。


『アバター』の続編は、本作を含めて4本が計画されている。キャメロン監督が「サム、ゾーイ、シガーニー、スティーヴンの4人は今後の続編にも出演しています。それぞれが複雑な形でいろいろな道を通って生きていく過程をご覧いただけます。本作は続編の第1弾。ここからより大きな物語につながっていきます。13年待たせてしまいましたが、今後は2年置きくらいに(新作を)お届けしたいと思っています」と今後の展開に触れると、会場はこの日一番の大きな拍手に包まれた。

取材・文/タナカシノブ

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