「ザ・キャプチャー」シーズン2がいよいよ配信開始！ディープフェイクに乗っ取られた社会で“見えない”敵に挑む

2019年にイギリスのBBC Oneで放送され、平均視聴者数770万人を記録した犯罪サスペンスドラマのシーズン2となる「ザ・キャプチャー 歪められた真実2」が、いよいよ1月12日(木)より「スターチャンネルEX」で独占配信スタート。このたび本作の予告映像と場面写真が解禁された。

監視カメラに翻弄される現代社会の恐怖をスリリングに描いたシーズン1から6ヶ月後を舞台にした本作。殺人課からテロ対策指令部(SO15)マッピング部門に異動となったロンドン警視庁のレイチェル・ケアリー警部(ホリデイ・グレインジャー)が今回直面するのは“ディープフェイク”に乗っ取られた社会。テレビニュースのハッキングとメディアによる情報操作、政治の干渉に包囲されるなか、見えない暗殺者との戦いを繰り広げていく。

周囲の人間を信用できず孤独な日々を送っていたレイチェルのもとに、殺人課の元同僚からある相談が持ちかけられる。それは“姿の見えない”暗殺者によって殺された男の事件だった。一方、次期首相候補と目される有望な若手議員のアイザック・ターナー(パーパ・エッシードゥ)は、スキャンダルとは無縁の完璧な生活を送っていたが、ある時インタビューをハッキングされたことから窮地に陥ることに。

このたび解禁された予告映像は、ある銃撃事件の防犯カメラ映像から始まる。なぜか銃撃犯の姿だけが映っておらず、ひとでに開閉するエレベーターの扉が、これから始まる恐ろしいできごとを予感させる。さらに生中継のニュースで自分とまったく同じ顔の男がリモート出演しているのを目撃するアイザック。レイチェルは彼に用心するよう呼びかけるのだが、偽りだらけの世界に不信感をあらわにするアイザックは激昂。緊迫感あふれる映像に仕上がっている。

主人公のレイチェル役のグレインジャーをはじめ、ベン・マイルズやリア・ウィリアムズらがシーズン1から続投。そしてシーズン2のキーパーソンとなるアイザック役を『MEN 同じ顔の男たち』(22)のパーパ・エッシードゥが演じるほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」のインディラ・バルマや英国を代表するバイプレイヤーのアンディ・ナイマン、「キング・オブ・メディア」のロブ・ヤンなど海外ドラマファン注目の豪華キャストが集結。

日本でも近年問題視されているフェイクニュースの拡散。まさに現実のものとなろうとしている恐怖を描き、ソーシャルメディアに操られた現代社会へ警鐘を鳴らす本作。シーズン1以上にスリリングで背筋の凍るサスペンスを、是非ともその目に焼き付けてほしい。

文/久保田 和馬