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ソフィー・マルソー&シャーロット・ランプリングが初共演『すべてうまくいきますように』本編映像解禁

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ソフィー・マルソー&シャーロット・ランプリングが初共演『すべてうまくいきますように』本編映像解禁

フランスの名匠フランソワ・オゾン監督の新作『すべてうまくいきますように』(2月3日(金)公開)。本作より、ソフィー・マルソーとシャーロット・ランプリングの出演シーンを切り取った本編映像が解禁された。

本作は、『8人の女たち』(02)や『Summer of 85』(20)などのオゾン監督がフランスの国民的俳優マルソーと初タッグを組み、”安楽死”を巡る父娘の葛藤を描いたフランス映画。本音しか言わない父の言動に時には傷つきながらも、父を人として敬愛する娘、エマニュエル役をマルソーが情感豊かに演じている。主人公の母親を演じるのは、やはり名優であるランプリング。これまで『まぼろし』(01)、『スイミング・プール』(03)、『17歳』(13)でオゾン監督とタッグを組み、圧倒的な存在感を示してきた彼女が本作でマルソーとの初共演もはたしている。

このたび公開された本編映像はマルソーとランプリングの共演シーン。エマニュエル(マルソー)と母のクロード(ランプリング)は、安楽死を希望した父、夫のアンドレ(アンドレ・デュソリエ)について話し合う。鬱病を患うクロードは夫の安楽死に対する反応は薄いが、アンドレの愛人ジェラールの存在を気にかけている。「なぜパパと別れなかったの?」という娘の質問に対して、「愛してたの、バカね」とほほ笑むクロードが印象を残す。台詞は少ないが微妙な表情の差異で感情を表現するランプリングの名演技を堪能できるシーンとなっている。


“死”をテーマにしながらも、ユーモアを忘れない会話劇とスタイリッシュな映像で、家族の愛とはなにか、人生とはなにかを軽やかに問いかける本作に期待が高まる。

文/入江奈々

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