『愛がなんだ』今泉力哉監督が世界で絶賛の伝説的漫画「アンダーカレント」を映画化!今秋公開へ
2004年8月より「月刊アフタヌーン」で連載された豊田徹也の長編漫画「アンダーカレント」が、映画化されることがわかった。『愛がなんだ』(19)の今泉力哉が監督を努め、今秋公開される予定だ。
夫の悟と家業の銭湯を継ぎ順風満帆な日々を過ごすかなえ。だが悟が突然失踪し、途方に暮れる彼女の下に銭湯で働きたいという謎の男、堀が訪ねてくる。かなえはある手違いから堀と不思議な共同生活を送ることになり、さらに友人に紹介された胡散くさい探偵、山崎と夫を探していく。しかしある事件を発端に、堀、悟、そしてかなえが閉ざしていた心の深層(アンダーカレント)が浮かび上がってくる。
原作は評論筋や口コミで「まるで1本の映画を観ているようだ」「何度も読み返したくなる」と高評価を得て、2009年にフランスの批評家と記者が選出する「第3回ACBDアジア賞」を受賞、2010年に「漫画界のカンヌ映画祭」と称されるフランス・アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選出された。2020年にはフランスメディアの発表による「2000年以降の絶対に読むべき漫画100選」で、世界中の傑作が選ばれるなか、堂々の3位に輝くなど世界中でカルト的な人気を博している。
そんな伝説的漫画を、発売から18年の時を超え、今泉監督が実写化。脚本は『愛がなんだ』の澤井香織が監督と共同で手がけている。「静かな傑作」「奥深い表現力」などと評される原作で描かれた繊細で静謐な人間ドラマを、みずみずしく、そしてリアルに映し出している。
人間関係が希薄な昨今だからこそ響く、人を知ろうとすることの尊さを教え、心震える物語をどんな出演者が体現しているのか?今後の情報解禁を待ちたい。
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