柳楽優弥主演サイコスリラー「ガンニバル」が目指した世界水準！その裏側を語る特別映像が解禁

ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルシリーズとして独占配信中である、柳楽優弥主演のドラマ「ガンニバル」。原作は累計発行部数215万部を超える二宮正明の同名サスペンスコミックだが、「海外ドラマにまったく劣らない」といった称賛の声が相次いでいる。このたびキャストやスタッフが本作の舞台裏について語る特別映像【スケール編】が解禁された。

山間の村「供花村」に赴任した駐在の一家が、閉鎖的な村社会で次々と起きる事件に巻き込まれていく本作。狂気の世界へと誘われる主人公の警察官、阿川大悟役を柳楽優弥、供花村を支配する後藤家次期当主である後藤恵介役を笠松将、大悟の妻、阿川有希役を吉岡里帆が演じている。

特別映像【スケール編】では、柳楽たちキャストに片山慎三監督、脚本を手掛けた大江崇允らのコメントや、怒濤の展開が連続する「ガンニバル」を象徴するようなド迫力の本編シーンが収録されている。

本作については、「こんなこと普通はできない。関わる意味が絶対にあると思える作品」(柳楽)、「すごく刺激的でした」(笠松)、「違う次元の場所に行く」(吉岡)と、数々の作品で様々な経験をしてきた実力派のキャストたちでさえも作品のクオリティに舌を巻いたようだ。

『岬の兄妹』『さがす』が国内外で絶賛された片山監督は「日本の美しい景色のなかで様々な恐ろしいことが行われている」と、日本が世界に誇る美しい自然に潜む狂気を描くべく尽力したと語った。

脚本を手掛けた『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した大江は「1つの小さな事件が何百年の歴史をひも解いていく物語になっている」と、小さな村を舞台にしながらも、何百年と受け継がれてきた歴史のなかで育まれた“秘密”を明かしていく壮大なストーリーだと本作を表現する。

こだわり抜いたロケーションのもと、狂気に満ちていく登場人物たちの姿を通じて人間の業をえぐる濃密な心理描写と、ダイナミックなカメラワークが生むサスペンス＆アクションを融合させた本作。特別映像には、すでに本作の鑑賞者から、スリリングな展開の連続に圧倒されたという声が続出したシーンの数々も収められている。

道路を封鎖し、トンネルを貸し切って撮影したカーチェイスシーン、日本の様々な土地を巡りできあがった供花村の風景、神秘的かつ不穏な雰囲気をかもし出す洞窟など、柳楽が「毎日しっかり映画史に残るようなベストショットを探している」と語るとおり、1つ1つの画について徹底的にこだわり抜いた本作の世界に誰もが引き込まれそう。

柳楽は「ここに関わる意味が絶対にあるなというふうに思える作品でした」と参加できたことへの喜びを口にし、さらに「日本という国の中だけでも、エンターテイメントの幅が広がる可能性がある時代」と手応えを明かしている。キャストとスタッフ一丸となり完成した“世界水準”を目指した「ガンニバル」は、日本のみならず、世界中の視聴者を魅了していくに違いない。

いよいよ物語は後半へ差し掛かり、さらに衝撃的な展開を見せていく「ガンニバル」は、ラストへ向けて一体どんな戦慄の世界を描き出すのか。ぜひ確かめてほしい。

文/山崎伸子