世界遺産大炎上＆死者ゼロの奇跡をIMAXカメラで再現『ノートルダム炎の大聖堂』キービジュアル＆本予告編公開

2019年4月15日に発生した、ノートルダム大聖堂の大規模火災をもとにした映画『ノートルダム炎の大聖堂』が4月7日(金)より日本公開決定。このたび、本作のキービジュアルと予告編が解禁となった。

【写真を見る】IMAXカメラで撮影された、臨場感満点の映像が展開するPhoto credit︓Mickael Lefevre

『愛人／ラマン』(92)、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(97)などの巨匠、ジャン＝ジャック・アノー監督が、IMAX(R)カメラで製作した本作。実際に大規模なセットを炎上させての撮影とVFX(第48回セザール賞視覚効果部門ノミネート)の融合により、リアリティと臨場感あふれる作品を完成させた。フランス、パリの街に794年前に建造され、ゴシック建築の最高峰として知られる、世界遺産ノートルダム大聖堂が、炎に包まれ、崩れ落ちようとするなか、大聖堂、聖遺物、自分たちの命全てを守るため、消防士たちは決死の突入を試みる。いくつもの不運が重なったなかで、“死者ゼロ”の奇跡を生みだした、嘘のような衝撃の真実が明らかにされている。

幾つもの不運が重るなか「死者ゼロ」の奇跡が起こった理由とは？Photo credit︓Mickael Lefevre

本作では、膨大な資料調査とインタビューを行い、SNSで呼びかけて集めた当時の動画や写真を使用するなど、実際の火災の様子やマクロン大統領の姿が随所に織り込むことによって、映像の緊張感と信憑性を高めているという。監督は「映画の目的は、大聖堂で大火災が発生した原因を追究することではなく、どのように大聖堂が救出されたのかを描くことにある」と語っており、その立役者である無名の消防士たちのドラマをスリリングなエンタテインメントへと昇華した。

今回解禁された予告編映像では、火災発生時の日時が克明に描きだされており、誤情報や、消防士が渋滞にはまり消火に間にあわないなど、まるでフィクションのように困難に見舞われながら、現場へ向かう消防士たちの様子が映しだされている。また、猛火の中で命懸けで鎮火を試みる消防士たちの勇姿も。さらに、キービジュアルでは世界遺産ノートルダム大聖堂が燃え盛る前に立ちすくむ消防士が描かれている。

なくなってはならないものが目の前で崩れ去ろうとするなか、消防士たちはなにを目にしたのだろうか？歴史的瞬間を鮮明に再現した本作をぜひIMAXの臨場感で楽しみたい。

文/鈴木レイヤ