スティーヴン・スピルバーグとジョン・ウィリアムズの歴史に迫る『フェイブルマンズ』特別映像が解禁!
『E.T.』(82)をはじめ数々の名作を世に送りだしてきた世界的巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、自身の原体験を描いた自伝的作品『フェイブルマンズ』(3月3日公開)。このたび本作から、スピルバーグ監督と作曲家ジョン・ウィリアムズの軌跡をたどる特別映像が解禁された。
まさに映画界を代表する名コンビと呼ぶにふさわしい2人の初めてのコラボレーションは、スピルバーグ監督の長編劇映画デビュー作となった『続・激突!カージャック』(74)。それから約半世紀にわたりコンビを組み、本作が28作目のタッグ。ウィリアムズがアカデミー賞作曲賞を受賞した5回のうち3回がスピルバーグ監督の作品であり、本作でも第95回アカデミー賞作曲賞にノミネートされている。
このたび解禁された特別映像は、「ジョンとまた組めるなんて運命に感謝だ。彼とは50年の仲で『フェイブルマンズ』はそれを記念する作品だ」とスピルバーグ監督が語る姿から始まる。そして若かりし頃の2人の貴重な写真や、ウィリアムズがインタビュー中に『ジョーズ』(75)のあのメロディを弾いてみせたり、『未知との遭遇』(77)や『E.T.』など、いまなお語り継がれる名作とその音楽についての秘話が次々と明かされていく。
さらに本作の音楽についてウィリアムズは「“母と子”をテーマにした曲を弾いた時にスティーヴンが無言になった。彼はそこに立って静かに涙を流していた。その様子を見ていて私も感動した」というエピソードを明かす。互いに絶大な信頼を寄せ合い世界中に感動を与え続ける2人が新たに生みだした本作は、物語を彩る音楽にも注目だ!
文/久保田 和馬
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