伊藤沙莉が朝ドラヒロインに決定!連続テレビ小説「虎に翼」モデルは日本初の女性弁護士
<コメント>
●尾崎裕和(制作統括)
「つい最近なのですが、初めて裁判の傍聴というものに行って、私はとても感動してしまいました。世のなかには私たちの知らない無数の事件があり、その一件一件で弁護士が検事が裁判官が、懸命に職責を果たしている姿を見たからです。『法の目的は平和であり、その手段は闘争である』という言葉があります。ただ法律があるだけで平和は達成されることはなく、人々が必死で“闘う”ことでそれは実現する。脚本という書かれた物語を俳優が演じることで、初めて感動を与えられるテレビドラマとなんだかよく似ているような気がしました。
『虎に翼』の作者の吉田恵里香さんは、よるドラ『恋せぬふたり』を執筆いただいた、私が最も信頼する脚本家です。そして、主演の伊藤沙莉さんは『ももさんと7人のパパゲーノ』で主人公を演じていただき、ずっとこの人を見ていたいという気持ちにさせてくれた俳優です。そんな二人の戦友と再び一緒に“闘える”ことがとても心強く、嬉しい気持ちでいっぱいです。
たくさんの初めてに立ち向かい闘った三淵嘉子さんに恥じないドラマを、いまここで理想のために闘う勇気が持てるようなドラマを、半年間、精一杯お届けできればと思っています」
文/久保田 和馬
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