白石和彌初プロデュース×生田斗真主演『渇水』特報映像、ティザービジュアル、新キャストが解禁!

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白石和彌初プロデュース×生田斗真主演『渇水』特報映像、ティザービジュアル、新キャストが解禁!

第70回文学界新人賞を受賞し、第103回芥川賞候補となった河林満の同名小説を、「孤狼の血」シリーズなどで知られる映画監督、白石和彌の初プロデュースで映画化した生田斗真主演作『渇水』(6月2日公開)の特報、ティザービジュアル、新キャストが一挙に解禁された。

【写真を見る】生田斗真の表情が意味深な『渇水』のティザービジュアル
【写真を見る】生田斗真の表情が意味深な『渇水』のティザービジュアル[c]「渇⽔」製作委員会

映画「土竜の唄」シリーズをはじめ、近作では大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)や主演映画『湯道』(公開中)などで、多彩な役どころを変幻自在に演じ分けた実力派俳優の生田。本作では、水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員役で、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していくという難しい役どころを体現する。メガホンをとったのは、相米慎二、市川準、阪本順治、森田芳光、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた高橋正弥だ。

本編映像初公開となる特報映像では、水不足の深刻化を伝えるニュースの音声とともに照りつける太陽を見上げる主人公、岩切俊作(生田斗真)と、同僚の木田拓次(磯村勇斗)が水道料金を滞納する家庭を訪れ、水道を停めて回る「停水執行」の様子が映し出される。そんな日々で岩切が出会ったのは、たった2人で家に残された幼い姉妹だった。県内全域で給水制限が発令されるなか、最後のライフラインである水道を停めてしまってもいいのか。「停めるんですか、水道」と問う姉妹の真っすぐな瞳に葛藤を覚えながらも、岩切は規則に従い停水を執行するが…。

生田の「疑問を持たずに、波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方かもしれませんが、ふと立ち止まり、自分を見つめ直すことも悪くない。そう思わせてくれる作品です」というコメントに示唆されるように、映像のラストには「このままじゃダメなんだよ」と叫ぶ岩切の姿が収められている。また、物憂げにうつむく岩切の表情が印象的なティザービジュアルも同時解禁となった。“渇いているのは、心でした。”というコピーとともに、物語の行方に期待が高まる映像とビジュアルに仕上がった。

そして今回、新たに7名のキャスト情報も解禁。姉妹の母親、小出有希役を門脇麦が、岩切の同僚で彼とともに停水に回る木田拓次役を磯村勇斗が、岩切の妻で、息子を連れて実家に帰ったきり戻ってこない岩切和美役を尾野真千子が務める。また、2人きりで家に残された姉妹役は、オーディションで選ばれ、しっかり者の姉である小出恵子役を山崎七海が、天真爛漫な妹の小出久美子役を柚穂が演じる。そのほか水道料金滞納者の1人、伏見役を宮藤官九郎が、水道局料金課の佐々木課長役を池田成志が演じる。加えて門脇らキャスト陣からコメントも到着した。


さらに劇中の音楽は、NUMBER GIRLやZAZEN BOYSなどカリスマ的人気を誇る向井秀徳が手掛けることが明かされた。生田をはじめとする豪華実力派俳優陣の競演と、向井の印象的な音楽が織り成すハーモニーにも大いに期待したい。


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