尾上松也「ずっとチューしていたい！」マンダロリアン声優、阪口周平とグローグー愛を語る

3月1日(水)から最新のシーズン3がディズニープラスで配信される「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「マンダロリアン」の新シーズン配信記念イベントが2月28日、恵比寿ザ・ガーデンルームにて開催。歌舞伎界きっての「スター・ウォーズ」ファンの尾上松也と、本作のシーズン1から主人公、マンダロリアン役の声優を務める阪口周平が登壇した。

「マンダロリアン」に登場するグローグーのぬいぐるみを抱えて登場した尾上は「いつも一緒に寝ています」とニッコリ。「マンダロリアン」の魅力については「『スター・ウォーズ』ファンあるあるなのですが…」と前置きし、「新作が出るとポジティブに考えない(笑)。不安を抱えつつ観るものだけど、『マンダロリアン』に関しては、疑問に思うところがなにひとつなかった」とキッパリ。「ドラマそのものも素晴らしいが、映画やサーガとのリンク性も完璧なところが、ファンを唸らせるところでもあるし、『スター・ウォーズ』を観たことがない人でも、純粋に楽しめるのがすごい。ドラマの域は完全に超えている」と内容、スケールともに大絶賛した。

阪口は「ジェダイの戦いのようにスマートなものではなく、いい意味で泥臭いところがいい！」と笑顔。泥臭く生々しいのがワクワクするポイントであるとし「完璧な『スター・ウォーズ』と言われているのに、マンドー自身が完璧じゃないところがおもしろいし、そこがいいアクセントになっています」と語り、マンドーの成長物語をいち視聴者としても楽しんでいると明かした。

グローグーのぬいぐるみは世界中で品薄になるほどの大人気。登場時から可愛さに心を奪われたと話した尾上は「『この子はなんなんだ？』って。謎も深かったけれど、そんなことを吹っ飛ばす可愛さにやられました」とデレデレ。阪口も「僕の家にもグローグーがいて、大きめのマンドーのフィギュアと一緒に飾ってます」と話す。グローグーのぬいぐるみには堅い部分があり、抱っこして寝てしまうと顎などにぶつかってくるとジェスチャー混じりで説明し、「結構、攻撃力が高いんです」と指摘。グローグーの隅々まで知り尽くしているとばかりに、2人で“愛で方”を熱弁する場面もあった。

マンダロリアンとグローグーの絆が描かれる物語。マンダロリアンはヘルメットを外してはいけないのに顔を見せてしまうシーンに触れ「気持ちはわかる！」と強調した尾上。「僕だったらヘルメットをとったまま、(グローグーに)ずっとチューしていたいです。それくらい可愛い」とデレデレ。「無骨で多くを語らないマンドーが最初はツンデレ、そこからのデレデレ。その様子を見ているだけでも泣けてきます！」と2人の絆にも虜になっているよう。マンダロリアンを演じる阪口は「マンドーはため息が多いキャラクター。実は、このため息が一番感情を出せます」と明かし、マスクの奥にはどんな表情を隠しているのか、その顔を想像しながら演じているし、観ている人にも感じ取ってほしいと注目ポイントとしていた。

イベントでは絆にまつわるエピソードでトークを展開する場面も。阪口が絆を感じるのは「やっぱり家族」と回答。尾上は「サボテン」と照れながら答え、「最近はサボテンと会話しています。だんだん愛情が湧いてきて、気づくとご飯を食べる時とかも話しかけています(笑)。サイズ感もグローグーみたいですし。『マンダロリアン』にすべてが引っ張られてる感じがあります」と最後まで、「マンダロリアン」、そしてグローグーへの並々ならぬ愛情を語っていた。

取材・文/タナカシノブ