台湾発ホラー『呪詛』のケヴィン・コー監督が来日!「2chのホラー掲示板や日本の怖い漫画も見ていた」
昨年、日本でもNetflixのランキングで1位となるなど話題となった台湾発のホラー映画『呪詛』のケヴィン・コー監督が来日。2月28日、都内にてファン限定の特別上映とトークイベントを開催した。
本作は、「台湾史上最も怖い映画」と話題になり、台湾では2022年の映画興収No.1大ヒットを記録。台湾で実際に起きたカルト事件をベースにしており、宗教施設で禁忌を破って呪われてしまう主人公のシングルマザー、リー・ルオナンをツァイ・ガンイエンが、彼女の娘ドゥオドゥオをホアン・シンティンが演じている。
「大黒仏母」などの不気味なモチーフや、子どもの得体の知れなさなど、さまざまな形の“恐怖”が詰め込まれた本作。コー監督は「Netflixで1人で観る恐怖と、こうして皆さんと観る恐怖というのはまた違ったものだと思います」とコメント。また、「宗教の設定の部分をどう描くか」「頭に残像が残るような、実際に呪いに感染してしまったんじゃないかと思えるようなリアルな“呪いの感染”の表現」について特にこだわって撮影したと話す。
さらに、今回ホラー映画を撮影したことについては、「実は若いときからホラーが好き。この業界に入ってからPVやCMなども撮ったけれど、本当はずっとホラーが撮りたかった。それで、監督としての地位を定めたいと思ったとき、自分がやりたいテーマに向き合うべきだと思い、プロデューサーとして自らお金も集めて撮影しました」と、これまでの経緯も含め、説明した。
そんなコー監督は、Jホラーをリスペクトしてやまないという。「学生時代に撮った短編映画では、Jホラーの影響がまさにありました。その頃は、2ちゃんねるのホラーの掲示板を見たり、日本の怖い漫画も見ていて。『呪詛』にも、そのJホラーのDNAが残されていると思います」とニッコリ。日本には自ら来たいと思い、今回やって来たそうで「日本の皆さんにお礼を言う機会にしたいと思いました」と語っていた。
最後に、観客から質問を募集すると、「突然音がしたり、ドアが閉まったり…といったように日常でビクッとするようなことが起きたとき、監督も驚きますか?」との質問が。これにコー監督は「皆さんと同じように驚きます。だからこそ、どういうものが怖いのかわかり、ホラー映画が撮れるのだと思います」と回答。「子どもの頃は怖がりだったので、中1まで両親と寝ていました(笑)」とぶっちゃけ、会場から笑いを誘うひと幕もあった。
取材・文/平井あゆみ