『イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること』樹齢100万年を超える“世界最古の生命体”を捉えた場面写真が到着

3人の水先案内人とともに、IMAXカメラで撮影されたアメリカの美しい大自然を体験し学べるドキュメンタリー映画 『イントゥ・ザ・ネイチャー 自然が教えてくれること』(4月7日公開)。本作より、世界最古の生命体などを捉えた場面写真が到着した。

本作は、劇場にいながらもIMAXカメラによる大迫力の臨場感で、わずか40分で北米大陸の大自然や絶景を楽しめるドキュメンタリー。北米の絶景を映しだしているだけではなく、アウトドアを楽しむことが最高の体験をもたらすこと、そして、自然が人々に対してどのような影響を与えるのかについても切り込んだ作品となっている。劇中に登場するロケ地は日本からは遠く離れた場所にあるが、今作では40分という短い時間の中で28箇所の隠れた絶景を巡ることが出来る。

解禁となったのは、ロケ地の一つであるユタ州南部のフィッシュレイク国立森林公園の場面写真3枚。このポプラの木立は一見普通の林のように見えるが、実は4万7千本全ての木が一つの根のDNAを共有しており、巨大な生命体となっているという。これらはラテン語で「広がる」という意味を持つ「パンド」と名付けられ、「震える巨人」とも呼ばれている。推定樹齢は甘く見積もっても100万年を超えると言われており、世界最古の生命体の一つだ。

そして、水先案内役のアリエルとジョンがそれぞれ子どもたちとともに活動する様子を捉えた場面写真も到着。アラスカ出身のパイロットでテレビパーソナリティのアリエルと耳の聞こえない子どもたちがサウスカロライナ州の自然の中でアウトドアを楽しんでいる場面や、ネイティブアメリカン初の宇宙飛行士ジョン・ヘリントンが、フロリダにあるケネディ宇宙センターで学生たちを率いてガイドをしている様子が写っている。

そして、本作でナレーションを務めた宇宙飛行士の野口聡一は、大人だけでなく子どもたちにも是非本作を観てほしいと話す。「大人の方には“アメリカが自然そのものの姿を持った大陸である”というのを再認識してもらいたいなと思います。都会生活やいまの学校生活で閉塞感を感じているような子どもたち、生きづらいと思っている子どもたちには、その一つの解決法として、自然の中へ出ていって、そこで仲間をつくるというのは、自然に立ち向かうことで仲間ができるというのもありますし、大自然に身を晒すことで40億年におよぶ人間の命のつながりというのを意識するというのはとっても大事なことだと思います。それを、ぜひ大スクリーンで体験していただきたいです」と、作品への思いを語った。

案内人たちは、最近では孤独を感じている子どもたちが増え、深刻な問題になっていることに気づいたそう。そんな子どもたちをアウトドアの冒険に連れだして生きている実感を味わったり、お互いの絆を深めてほしい、その第一歩としてまずは自然を好きになってもらいたい、という想いが本作には込められている。数々の雄大な自然に触れ、自然の大切さや素晴らしさを考えてみてはいかがだろうか。

文/サンクレイオ翼