紀里谷和明監督最後の作品『世界の終わりから』絶望に包まれた本予告映像が到着

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紀里谷和明監督最後の作品『世界の終わりから』絶望に包まれた本予告映像が到着

紀里谷和明監督の最後の作品となる、伊東蒼主演映画『世界の終わりから』(4月7日公開)。本作より、本予告映像が解禁された。

主人公、ハナを演じるのは、映画『空白』(21)、『さがす』(22)など話題作に出演、第77回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞した注目の女優、伊東。彼女にしか出せない独特なオーラと確かな演技力で等身大の姿を体現する。共演に毎熊克哉、朝比奈彩、冨永愛、高橋克典、北村一輝、夏木マリなど日本を代表する豪華キャストが集結し、物語を彩る。監督、脚本は、『CASSHERN』(04)、『GOEMON』(09)、ハリウッド映画『ラスト・ナイツ』(15) など数々の作品を手掛けてきた紀里谷が担当。紀里谷の想いを全て注ぎ込んだ、最新作にして最後の作品となっている。本作で、彼が選んだのは、“世界の終わり”とそれを救うため奔走する一人の女子高生の物語。力強く生きる映画的なヒロインではなく、孤独と絶望に満ちた世界を必死に生きる姿を独自の世界観で描いている。

公開された本予告映像の冒頭では「もしあなたがこの未来を変えられるとしたらどうする?」と老婆(夏木マリ)の質問に対して、「なんで私なんですか?」と答えるハナ。世界の全てが記録されたという本に“2週間後に世界が終わる”と記載があることを告げられ、突如自身が見た夢が世界を救う命運を背負うことを知ったハナは、なんで自分なのか困惑する。映像では、襲い掛かる多くの困難に立ち向かうハナが「なんでみんなそんなに勝手なんですか?」、「私がなんかした?なんでこんなに苦しいことばかりなのにこんな世界終わっちゃえばいい。みんな死んじゃえばいい」と諦める姿も映しだされている。そして「結局、誰が正義で誰が悪なのだ」と語る無限(北村一輝)。世界を救う命運を背負った高校生のハナは、なにを信じて進めばいいのか。巻き起こる様々な困難を前に戸惑いながらも奔走する。本予告では、侍や明らかに現代人ではないユキ(増田光桜)やソラ(冨永愛)、ラギ(柴咲楓雅)らハナを取り巻くほかキャラクターの姿も映しだされている。


いよいよ公開まであと1ヶ月を切り、続々と情報が解禁される本作。今後の情報解禁にも注目だ。

文/サンクレイオ翼

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