【第95回アカデミー賞】“追いトップガン”でも話題の『トップガン マーヴェリック』が音響賞を受賞!
現地時間3月12日(日本時間3月13日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催中の第95回アカデミー賞授賞式。トム・クルーズ主演の世界的メガヒット作『トップガン マーヴェリック』(公開中)が音響賞を受賞し、録音賞と音響編集賞にWノミネートされながらも受賞を逃した前作『トップガン』(86)の雪辱を果たす結果となった。
リアルな映像にこだわったド迫力のスカイアクションシーンと、クルーズ演じる常識破りの伝説的パイロット、マーヴェリックと若きパイロットたちが繰り広げる熱いドラマを描く本作。クルーズが前作『トップガン』から、誰にも企画を渡さなかった渾身の続編で、亡きトニー・スコット監督に捧げられている。
日本でも“追いトップガン”としてリピーターが続出する社会現象を巻き起こした本作は、2010年以降に日本で公開された実写映画のNo.1の興行収入を樹立し、現在も「第95回アカデミー賞6部門ノミネート記念」として、3月3日より全国175館(順次)で拡大上映中だ。
アカデミー賞では、作品賞、歌曲賞(Hold My Hand/レディー・ガガ)、脚色賞、編集賞、音響賞、視覚効果賞の計6部門にノミネート。歌曲賞、脚色賞、視覚効果賞は逃したが、音響賞でまず1冠を獲得した。ちなみにトム・クルーズの主演作が作品賞にノミネートされたのは、第69回の『ザ・エージェント』(96)以来、実に26年ぶりとなり、悲願の受賞へと大いに期待がかかっている。
取材・文/山崎伸子
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