「TBSドキュメンタリー映画祭2023」の舞台挨拶を一挙にプレイバック!森且行「この密着がなければ復帰を諦めていた」

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「TBSドキュメンタリー映画祭2023」の舞台挨拶を一挙にプレイバック!森且行「この密着がなければ復帰を諦めていた」

2021年にTBSが立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」から生まれたドキュメンタリー映画15作品を劇場で上映する「TBS ドキュメンタリー映画祭2023」が、東京・渋谷にあるヒューマントラストシネマ渋谷にて3月30日(木)まで開催されている。初日となった3月17日からの週末3日間には12作品が計14回上映され、それぞれで舞台挨拶が行われた。そのなかから注目作品3本の舞台挨拶の模様をピックアップして紹介していこう。

終戦後の東京であった“奇跡”の舞台の裏側に迫る!

まず3月17日に行われたオープニングイベントでは、本映画祭のアンバサダーを務めるLiLiCoと、『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演〜』に出演したダンサーで俳優の宮尾俊太郎と浅川紫織、そして宮武由衣監督が登壇。

オープニングイベントとして行われた『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演〜』
オープニングイベントとして行われた『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演〜』

本作は終戦後の東京で手探りで作りあげられた奇跡の舞台「白鳥の湖」の秘話に迫る作品で、作中のクライマックスでは宮尾と浅川が当時の「白鳥の湖」の再現に挑んでいる。「当時のダンサーたちの情熱と動機を知りたかった」と、本作に参加した理由を明かす宮尾に、「今後の自分に活かせるよう、勉強しながら真摯にやりました」と振り返る浅川。

また宮武監督が本作を企画した理由を語るなど、撮影の裏話や作品の魅力、当時と現在の踊り方の変化などについて語られていった。ヒューマントラストシネマ渋谷での『東京SWAN 1946 〜戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演〜』の上映はあと1回。3月28日(火)14時15分から行われる。

復帰戦も決まったオートレーサー森且行に密着!

2日目の3月18日にひときわ大きな盛り上がりを見せたのは、2021年に落車事故で大怪我を負ったオートレーサーの森且行のリハビリの日々に密着した『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』。上映後の舞台挨拶に登壇した森は、この前日に4月6日の復帰戦を告知したばかり。「徐々に良くなっていて、普段の生活には支障もなく全然平気です!」と元気に挨拶をすると、“仲間”であるSMAPのメンバーには「この映画のことは伝えていません」と笑みを浮かべる。

【写真を見る】森且行のリハビリの日々に密着!撮影時にカラオケで歌ったSMAPの曲は…
【写真を見る】森且行のリハビリの日々に密着!撮影時にカラオケで歌ったSMAPの曲は…

そんな森は、本作の見どころとして「僕がヘベレケになっている姿。ありのままの自分の姿を見てほしいという思いもありました」と語り、共に登壇した穂坂友紀監督からは、本編には使用されていない撮影現場の思い出が。「カラオケでSMAPの曲をリクエストしたら、『笑顔のゲンキ』とか『前に!』とかを歌ってくれました」。すると森は「あまり覚えていないな。でも、いい曲だよね」と会場に集まったファンを歓喜させた。

最後に「この2年間の密着がなければ、もしかしたら途中で復帰を諦めていたかもしれません。こうして映画として残すことができて僕も幸せです。いろんな人たちに観ていただき、さまざまなことを感じてほしい。そして完結版を目指して、これからも頑張っていきたいです」とコメントする森。イベント後には「お越しいただいた皆様に感謝を伝えたい」と、直接観客を見送っていた。

舞台挨拶後には来場者に直接挨拶をした森且行
舞台挨拶後には来場者に直接挨拶をした森且行

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