「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「アソーカ」の予告編とビジュアルが解禁！「反乱者たち」ヘラやサビーヌ、さらにスローン大提督の姿も…

「スター・ウォーズ」のオリジナルドラマシリーズ最新作「アソーカ」が8月にディズニープラスにて独占配信されることが決定。本作のティザービジュアルと予告編が、現在ロンドンで開催されているスター・ウォーズ最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ2023」にて、熱いファンに見守られるなかで解禁された。

アソーカ・タノといえばアニメーション映画『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』(08)で初登場した、SWファンから絶大な人気を誇るキャラクター。かつてアナキン・スカイウォーカーの唯一のパダワンでありジェダイだったが、正義の守護者たちであるはずの組織ジェダイ・オーダーへの信頼を失い、ジェダイの道を捨ててアナキンとも決別する。やがてアソーカは、ダークサイドに堕ちたアナキンがダース・ベイダーとなった姿で再会を果たすと、変わり果てたかつての師と死闘を繰り広げるという壮絶な過去を持つ。

本作では、主人公アソーカがトレードマークの二刀流で“白”のライトセーバーを手に戦っていく。製作総指揮を務めるのは、ジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズ作品の制作を任されたデイブ・フィローニ。“完璧な「スター・ウォーズ」”と称される「マンダロリアン」シリーズも手掛けており、ルーカスからもSWファンからも信頼が厚い人物だ。アソーカ役は「マンダロリアン」「ボバ・フェット／The Book of Boba Fett」に引き続きロザリオ・ドーソンが務める。

解禁された予告編には、アソーカが二刀流のライトセーバーで戦うアクションシーン満載の「スター・ウォーズ」感があふれる映像となっている。銀河での宇宙船の戦闘シーンはもちろん、アソーカが銀河を駆け回る華麗なアクションシーンも見応えたっぷり。そして「ジェダイは敗れ去った。ほぼ残っていない。ついにその時が来た」という意味深な台詞も。アニメーション作品「スター・ウォーズ 反乱者たち」でお馴染みの有能なパイロットのヘラ・シンドゥーラやマンダロリアンの戦士サビーヌ・レンも実写版初登場を果たし、ドロイドのチョッパーも登場。

フィローニ監督によると、アソーカ・タノは、スタジオジブリの長編アニメーション『もののけ姫』(97)のヒロインであるサンをモデルにした日本に深い縁のあるキャラクターとのこと。昨年ディズニープラスで配信された「スター・ウォーズ：テイルズ・オブ・ジェダイ」では、生い立ちやその後も描かれており、背景が掘り下げられていた。

過酷な人生を歩んできたアソーカだが、実写版では「マンダロリアン」シーズン2に初登場。ライトセーバーさばきを披露したほか、マンドーことディン・ジャリンにグローグーの過去について教えたり、「ボバ・フェット／The Book of Boba Fett」では伝説のジェダイであるルーク・スカイウォーカーと対面。ルークがグローグーにジェダイの修行をする様子を、優しく見守るアソーカの姿が描かれ、世界中のファンを歓喜の渦に包んだ。

ほかにもオビ＝ワン・ケノービやレイアとルークの母パドメ・アミダラ、ヨーダ、そしてダース・モールなど正史に登場する数多くのキャラクターと深いつながりがあり、アナキンやルークに次ぐ「スター・ウォーズ」のもう1人の主人公とも言えるアソーカ。このアソーカが活躍する未だ誰も見たことがない「スター・ウォーズ」の新たなる歴史を見逃さないでいただきたい。

文/山崎伸子