「スター・ウォーズ」新作映画3作の情報が解禁!デイジー・リドリーらサプライズゲストも登場
日本時間4月7日にイギリス・ロンドンにて「スター・ウォーズ」最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ 2023」が開催。「スター・ウォーズ」の新作映画3作をはじめ、さらに「スター・ウォーズ」の世界が広がっていく数々の最新情報が発表された。
“ルーカスフィルムからファンへのラブレター”とも言われている本イベントの会場には「スター・ウォーズ」の超豪華キャストや製作陣も登壇し、世界中のSWファンが熱狂に包まれた。アナキン、そしてルーク・スカイウォーカーに次ぐもう一人の「スター・ウォーズ」の主人公アソーカ・タノの物語「アソーカ」が8月よりディズニープラスで独占配信することが決定し、予告が解禁。
また、ジュード・ロウ主演、ジョン・ワッツ監督が手掛ける「スケルトン・クルー(原題)」ではジュード・ロウらキャスト陣がサプライズ登壇した。「イカゲーム」が大ヒットしたイ・ジョンジェを主演に迎えるオリジナルドラマシリーズ「アコライト(原題)」からもキャスト陣が登壇し、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)の5年前を舞台に反乱軍として立ち上がる名もなき戦士たちの物語を描くオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」シーズン2ではキャシアン役のディエゴ・ルナとアンディ・サーキスが登壇し、シーズン2に向けた期待を語った。
そして「スター・ウォーズ」の歴史の過去、現在、未来の物語を描く各作品において様々な新情報が発表されるなか、一際盛り上がりを見せたのが、新作映画3作品についての発表だ。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)の15年後を舞台にした映画で、レイ役のデイジー・リドリーが再び「スター・ウォーズ」の世界に帰ってくるというビッグサプライズがあった。3作品の監督を務めるのは、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(23)や『LOGAN/ローガン』(17)のジェームズ・マンゴールド、「マンダロリアン」をはじめとするオリジナルドラマシリーズや「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズを手掛けてきたデイブ・フィローニ、そしてパキスタン出身の女性監督シャルミーン・オベイド=チノイ。すべての劇場映画作品で製作総指揮を務めるのはデイブ・フィローニだ。
まずジェームズ・マンゴールド監督作は、旧三部作の25,000年前に遡りフォースを操る最初のジェダイについての物語を描く。ジェームズ監督は「話をいただいた時に、『スター・ウォーズ』のなかで自分ならどんな映画を作りたいかと思いました。それは『十戒』のような聖書的なフォースの夜明け(Dawn of the force)についての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それをどう使うかを発見したのはいつごろのことなのかといったことでした」と語り、「スター・ウォーズ」の歴史の過去に遡る物語になる。
次はデイブ・フィローニ監督が手掛ける“現在”を舞台とした、帝国残党と新共和国の間で激化する戦いについての物語。デイブ監督は「『マンダロリアン』などのタイムラインはオープンでワクワクするものですから、これを手掛けられるのはとてもうれしいです。(ダース・ベイダー亡き後の銀河を描く)このタイムラインで新しいものを作り、それが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の後に起きるヒーローたちにとって不幸な出来事でもあるという壮大な戦いへと続いていきます」と語り、その作品は「『マンダロリアン』、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』や『アソーカ』などを締めくくる作品になります」と、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが語った。
そしてシャルミーン・オベイド=チノイ監督作は、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』から 15 年後を舞台とした未来の物語。新たなジェダイ・オーダーとその力について描かれ、デイジー・リドリーが再びレイ役として登場する。デイジー・リドリーは「ここロンドンで皆さんにお会いできて、とてもうれしいです。キャスリーンさん、私を再び招き、この旅路を続けさせてくださり、ありがとうございます」とファンへのメッセージを語り、会場は割れんばかりの大きな拍手と歓声に包まれた。広がり続ける「スター・ウォーズ」 の世界に期待が高まるばかりだ。
文/山崎伸子