新田真剣佑「ハリウッドの現場は想像以上」『聖闘士星矢 The Beginning』ジャパンプレミアにショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセンらと登場

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新田真剣佑「ハリウッドの現場は想像以上」『聖闘士星矢 The Beginning』ジャパンプレミアにショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセンらと登場

新田真剣佑のハリウッド映画初主演作『聖闘士星矢 The Beginning』(4月28日公開)のジャパンプレミアが18日、東京ドームシティホールにて開催され、主演の新田とともに、ショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセン、マディソン・アイズマン、ディエゴ・ティノコ、マーク・ダカスコス、トメック・バギンスキー監督らが、本作の原作「聖闘士星矢」の母国、日本に集結した。

【写真を見る】新田真剣佑、「世界中に見せられる体に仕上げました」と自信!
【写真を見る】新田真剣佑、「世界中に見せられる体に仕上げました」と自信!

本作でハリウッド映画初主演を務めた新田は「プレッシャーで押し潰されそうになることは多々ありました」と撮影時の心境を吐露。「参加すると決めたからには逃げられる状況じゃない。自分がこれまでの現場で学んだことを全部出し切って、挑戦しました」と胸を張った。

トレーニングを重ね、原作から抜けだしてきたような肉体美を披露している新田。ハリウッドでのアクションシーンの撮影は「スケールがものすごかったです。想像していた遥か彼方…」と話したところで、それぞれのキャストについていた通訳が一斉に話し出す様子に苦笑い。「みんなの言葉が全部聞こえて、なにをしゃべっているのか分からなくなった…」と困惑する場面もあったが、軽く深呼吸をし、背筋を伸ばした後に「ハリウッドのアクション大作の撮影現場のスケールは本当にすごかったです」と感想を伝えた。星矢のアクションは週5日、朝から夕方までの練習で作り上げた。劇中に登場する上半身裸のシーンに触れ、「世界中の皆さんに見られるということで、恥ずかしくない体に仕上げました!」と自信を覗かせる新田に会場から大きな拍手が送られた。

アルマン・キドを演じたショーン・ビーンは21 年ぶりに来日
アルマン・キドを演じたショーン・ビーンは21 年ぶりに来日

ショーン・ビーンとファムケ・ヤンセンは元夫妻を演じる。『007/ゴールデンアイ』(95)、『サウンド・オブ・サイレンス』(01)と、過去にも共演経験のある二人。ビーンは「『ゴールデンアイ』では一緒のシーンはなく、『サウンド・オブ・サイレンス』では、電話で会話をするだけでした。今回、初めてお互いに目を見て芝居をすることができました」と笑顔。「元夫婦なので仲がいい関係じゃないけれど、やっと話せる仲にはなりました」とジョークを飛ばし笑いを誘った。

ファムケ・ヤンセンはショーン・ビーンとの3度目の共演を「光栄!」と笑顔
ファムケ・ヤンセンはショーン・ビーンとの3度目の共演を「光栄!」と笑顔

ヤンセンは、ビーンとの共演は「大変光栄」と感謝。続けて「バギンスキー監督にも感謝したいです。キャラの深みを掘り起こし、アクションだけでなく、さらに深いものが出来上がるようにシーンごとに話すことができました。ありがとう!」と微笑みながらお礼を伝えていた。

シエナ役のマディソン・アイズマンは役作りのこだわりも明かした
シエナ役のマディソン・アイズマンは役作りのこだわりも明かした

シエナ役のマディソン・アイズマンは、原作で愛されているキャラクターを演じることにプレッシャーを感じていたという。役作りのこだわりはシエナの髪型だとし、「すばらしい見え方になっています。ぜひ、注目してください」と弾ける笑顔でアピールした。

トメック・バギンスキー監督(左)とネロ役のディエゴ・ティノコ(右)
トメック・バギンスキー監督(左)とネロ役のディエゴ・ティノコ(右)

ネロ役のディエゴ・ディノコが撮影で身につけた聖衣(クロス)の重さが40ポンドだったという。「撮影初日、僕は汗だくになって息があがっているのに、真剣佑はすごく軽やかにアクションをやっていて。僕に足りないものがあるのかと悩んだけれど、実は、僕以外の聖衣は7ポンドだと知りました」と話し、「バギンスキー監督、どうもありがとう!」とチクリ。お詫びをするバギンスキー監督の姿にニヤリとしながら「出来上がった映像はとても素晴らしいです」と報告していた。


マイロック役のマーク・ダカスコスは日本語で挨拶!
マイロック役のマーク・ダカスコスは日本語で挨拶!

マイロック役のマーク・ダカスコスは、小宇宙(コスモ)を使っていないのに、強いキャラクターとして大活躍する。「僕を配役してくれてありがとうございます」とバギンスキー監督に感謝し、「いろんな過去があり、悩みもあるキャラクターだけど、忠誠心と愛に溢れています」とマイロックについて解説。「マイロックも愛にあふれ、僕自身も皆さんに愛を感じています」と会場の隅から隅まで見渡しながら、感謝いっぱいといった様子で深々とお辞儀をし「ありがとう!」と日本語で呼びかけた。

バギンスキー監督は「真剣佑との仕事は楽しかったです。そしてもちろん、キャストのみなさんとの仕事も楽しかったです。僕は世界一ラッキーな監督です。みなさんとまた組みたいし、(ぜひ)組みましょう!」と再び一緒に作品作りをしたいと語り、「いろんなアイデア、プランを練っています。今回はThe Beginning。願わくば(みなさんと一緒に)冒険を続けたいです」と続編への期待を口にした。

これまでの経験を全部出し切った現場だったそう
これまでの経験を全部出し切った現場だったそう

最後の挨拶で新田は「ここでなにを話そうか、適切な言葉が思いつかなまま今日を迎えました」とゆっくりと言葉を探しながら「確実に言えるのは、いろいろな意味で希望を与えてくれる作品です。日本映画界にとっても、本当に大きな第一歩だと思います。観終わった後に『すごい』と言っていただける作品が出来上がったと思います。楽しんでください!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ


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