世界最弱のサッカー代表チームが起こした奇跡を映画化！『ネクスト・ゴール・ウィンズ』日本公開が決定

タイカ・ワイティティ監督が、第92回アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』(20)の製作スタジオ、サーチライト・ピクチャーズと再びタッグを組んだ最新作『ネクスト・ゴール・ウィンズ』が2023年に日本公開されることが決定。あわせて、予告映像と場面写真が解禁された。

2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチーム。次の予選が迫っるなか、破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し立て直しを図り、奇跡の1勝は挙げるべく奮闘する姿が描かれていく。

『ソー：ラブ＆サンダー』(22)などのハリウッド大作から、『ジョジョ・ラビット』といったセンスとユーモアにあふれた感動作まで幅広く手掛けるワイティティが監督＆脚本を務める本作は、『ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』(14)としてドキュメンタリー映画化もされた奇跡的な実話をベースにした感動作。主人公のトーマスを演じるのは、サーチライト・ピクチャーズ作品へ初参加となるマイケル・ファスベンダー。タヴィタ役をオスカー・ナイトリーが、ゲイル役を同スタジオの『フレンチ・ディスパッチ』(22)や『透明人間』(20)のエリザベス・モスが務める。

解禁となった予告映像では、トーマスがコーチを解任され、失業するか、弱小米領サモアチームを率いるかという究極の2択を迫られるところから始まる。創設以来1得点も挙げておらず、国際サッカー史上最悪の大敗を記録したサモアチームを渋々引き受けることになったトーマス。サッカースキルが皆無の選手たちに怒りを爆発させながらも、?咤激励して奮闘する様子が収められている。また、あわせて到着したのは、トーマスが選手たちを鼓舞する瞬間が写る場面写真。熱気が画面越しに伝わってくる、躍動感あふれるワンシーンが切り取られている。

“鬼才”タイカ・ワイティティ監督が、すべての“負けを知る”人々にエールを贈る、感動と興奮のスポーツコメディドラマ『ネクスト・ゴール・ウィンズ』に引き続き注目してほしい。

文/山崎伸子