鈴木亮平らチーム“TOKYO MER”が役衣装で会場沸かす!公開初日に“妹”佐藤栞里と遭遇し「この映画はなにかある」
TBS日曜劇場枠で放送されたドラマの劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の初日舞台挨拶が4月28日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、佐野勇斗、ジェシー(SixTONES)、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子、松木彩監督が出席した。上映終了後の興奮冷めやらぬ観客の前に、キャスト陣は劇中の役衣装で登場。会場から大きな拍手を浴びた。
本作は、オペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害の現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム“TOKYO MER”の活躍を描くヒューマンドラマ。劇場版では横浜のみなとみらいを舞台に、大規模な撮影が実現。横浜のシンボルであるランドマークタワーや赤レンガ倉庫など日本有数の観光名所でもある建物を使用し、“TOKYO MER”メンバーや、新たなライバル組織“YOKOHAMA MER”の活躍を描く。本日より全国364スクリーンで公開され、15時までの動員と土日の予約座席数を考慮すると、興行収入30億円突破確実。GW興行次第ではさらに上を狙える大ヒットスタートを切った。
“TOKYO MER”のチーフドクター、喜多見を演じる鈴木は「早く観てほしかった」と切りだし、「ついにこの日が来ました。自分たちで言うのもなんですが、自信作でした。皆さん、いかがでしたでしょうか」と会場に問いかけ。大きな拍手が沸き起こると、鈴木は「その拍手と皆さんの顔を見るだけで、胸がいっぱいです」と感無量の面持ちを見せつつ、「大変ななかで撮影が始まったドラマ。最後まで撮りきれるだろうかと、毎週コロナや時間との戦いもありました。たくさんの戦いがあったなかで、こんなにたくさんの方にお集まりいただいて、我々全員で役衣装でこの場に立てた。愛してくださった皆さんのおかげ」とファンにお礼を伝えていた。
“TOKYO MER”に配属された研修医の潮見知広役として、劇場版から参戦したジェシーは「潮見知広役をやらせていただきました、潮見知広です。ジェシーはどこ!?」と挨拶からボケはじめて会場も爆笑。周囲から「芸人さんだ」と声がかかると「アイドルだよ!」とツッコミつつ、「劇場版から参加させていただいたんですが、チームもできあがっているので最初は不安でした。皆さんがすごく優しく受け入れてくれたので、バッと入れた。皆さんの背中を見て刺激になった」と現場のチームワークに支えられたことを明かしていた。撮影では“TOKYO MER”チームの迅速なオペを目の当たりにしたが、ジェシーは「すばらしいですよ。ポカンと見ちゃいます。チーフがいると安心してしまうので、僕はセリフを忘れてしまったシーンもあった」と鈴木の頼もしさに惚れ惚れとしていた。
人々の命を助ける姿を映しだした本作だが、ステージでは「助けられた」と思うエピソードを披露する場面も。フォンチーは「大変な撮影が続いていたけれど、気づくと、佐野くんが机の上においしいドリンクを置いてくれていた」と佐野の紳士的な行動に助けられたことを明かし、会場の拍手を浴びた佐野はうれしそうにニンマリ。しかしフォンチーは「女子メンバーに媚を売るように(笑)。特に菜々緒さんに!」、続けて菜々緒も「置き手紙が書いてあって、『菜々緒さん、愛しています』って」と暴露。中条も「(佐野が菜々緒の)一番好きなお菓子を覚えていて、それを持ってきた。菜々緒さんが『うれしい』と言ったら、調子に乗ってそれから何回も持ってきていた」、フォンチーが「菜々緒さんだけデカめのチョコレート」と佐野が菜々緒にだけ特別待遇だったと暴きたて、会場も大爆笑。佐野は「ここに僕のファンだっているんだから!」とタジタジだったが、“愛されキャラ”として周囲から終始いじられていた。
鈴木は「一回オペ中に大変で、ボソッと『誰かにそっと抱きしめられたい…』と愚痴をこぼしちゃったことがあった。撮影が終わったら『鈴木さん!』と言って、撮影に残っていた全員が僕をそっと抱きしめてくれた。めちゃめちゃ感動しました」とチーム力に感謝。「一人でも欠けたら成立しない映画。チームというのは、こんなにすばらしいものなんだと喜多見としても、鈴木亮平としても感じた」と語る。初日のこの日は空いた時間に「ヒット祈願で神社に行った」そうだが、「道に出たら『亮平さん!?』と言われた。パッと振り向いたら、涼香だったんですよ」とドラマシリーズで喜多見の妹を演じていた佐藤栞里だったという。偶然の出来事に会場やキャスト陣からも驚きの声があがるなか、鈴木は「たまたま会った。この映画はなにかあるなと思った」と“持っている映画”だとしみじみと話していた。
取材・文/成田おり枝