TikTokで話題を集めた“泣ける“小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』映画化決定!主演は福原遥&水上恒司

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TikTokで話題を集めた“泣ける“小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』映画化決定!主演は福原遥&水上恒司

タイムスリップ先で特攻隊員と恋に落ちた女子高生のせつない運命を描いた汐見夏衛による同名恋愛小説の実写映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が12月8日(金)に公開されることが決定。あわせて、福原遥と水上恒司が主演を務めることが明らかになった。

【写真を見る】原作は“泣ける“と話題を集めた汐見夏衛によるベストセラー
【写真を見る】原作は“泣ける“と話題を集めた汐見夏衛によるベストセラー[c]汐見夏衛/スターツ出版

原作は、シリーズ累計発行部数50万部を突破した汐見夏衛による恋愛小説。戦時中の日本へとタイムスリップしてしまった女子高生の百合と特攻隊員の彰が織りなす切ない恋物語を描いた本作は、TikTokで話題を集め「初めて本を読んで泣いた」、「号泣してやばい」、「同じ世代の人たちに読んでほしい」と10代を中心に人気を博している。

福原が演じるのは、戦時中の日本にタイムスリップし、当時を生きる特攻隊員の彰に恋をする女子高生の加納百合。子役としてデビューした福原は、「ゆるキャン△」シリーズや『賭けグルイ』(19)など数々のドラマや映画に出演する若手実力派の一人。本作は、2022年に放映されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」以降初の映画主演作となる。そんな福原は出演にあたり「まずは原作を読ませていただいたのですが、とても感動して素敵な作品でした。戦争について学校で学んだことはあっても、感じきれなかった思いをこの作品から感じ、せつなく胸が苦しくなりました。不安もありますが、私の演じる百合が、彰という人に出会い初めての恋をして、愛というものをどう知って成長していくのか、是非見守っていただければと思います」とコメントを寄せた。

そして、自由にものを言う百合に驚きながらも惹かれていく特攻隊員の佐久間彰を演じるのは、ドラマ「中学聖日記」でデビューを果たした水上恒司。第33回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎新人賞、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した経験を持つ水上は、2022年に本名に改名した後も2023年後期放映予定のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」や映画『OUT』(23)などの出演が相次いでいる。出演にあたり、水上は「私自身が芝居に興味を持ったきっかけが高校演劇で特攻隊員の古賀正一という青年を演じたことでした。今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に『戦争』というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います」と語った。2021年放送の連続ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼」以来2度目の共演だという2人は、お互いの印象を「とてもストイックな方なので、ご一緒させていただけて嬉しいですし、すごく安心感があります。撮影に入る前にたくさんお話をさせていただいたので、役について色々と考えることができました」、「とても無邪気で、清涼感あふれ、この世の全てを愛しているような、まさに百合のようなお方だと思いました」と話す。

また監督を務めた成田洋一は「脚本を書いている時も、撮影している時も、幾度となくそのやるせなさに涙しました。若い人にこそ見ていただきたい映画です」、原作者である汐見は、「撮影見学の際、スタッフの皆様キャストの皆様が試行錯誤しながらひとつひとつのシーンを作り上げていらっしゃる姿を目の当たりにして、こんなふうに大切に作っていただけて幸せだなと感激しました」とそれぞれ映画化にあたり喜びのコメントを寄せた。


時を越えて出会った現代の女子高生と戦時中を生きる特攻隊員の恋がどのように描かれていくのか?続報に期待したい。

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