声優の細谷佳正、『ザ・フラッシュ』アフレコは白黒モザイク映像だった!?異例ずくめの収録事情明かす
フラッシュ、スーパーガール、バットマンらスーパーヒーローが大集結するDC映画『ザ・フラッシュ』(6月16日公開)の超速試写会トークイベントが6月1日、都内で行われ、声優の細谷佳正、DCファン代表として藤本敏史(FUJIWARA)とこがけんが参加した。
『ジャスティス・リーグ』(17)に引き続き、地上最速のヒーロー、フラッシュの日本語吹替版声優を務めた細谷。アフレコ収録の様子を聞かれると「情報漏洩しないようにアフレコ映像も守られていて、色も白黒で肝心なところはモザイクがかかっていた。口や表情だけが見える映像で、しかも画面の真ん中にDCと書かれていた」と異例の厳戒態勢を明かしていた。
今作では時空を超えて現在と過去、2人のフラッシュが登場することから「2時間くらいの映画で主人公を吹き替える時は、時間がかかっても6時間くらいで終わる。この映画に関しては2人出てくるし、セリフ量も多いのでアフレコに丸2日かかった。通常はこんなにかかりません」とかなり苦労したという。
さらに本国の関係者による日本語吹替版映像のチェックもあったそうで「アフレコ初日の映像を本国に送って精査してもらわなければならなかった。それでダメだったら突き返される。フラッシュ役のエズラ・ミラーが演技にこだわって凄いパフォーマンスをしているので、本国側も吹替版の演技にナーバスになっていた」と裏事情を打ち明けた。
一方、DCファン代表の藤本とこがけんはフラッシュのコスチューム姿でキャラクターになりきって登場。ダッシュしながらステージに現れた藤本は「ヒーロー映画史上最高傑作。観ているときに“ああ!”と声が出てしまった。それくらい感情が揺さぶられた。皆さんも観終わったら走って帰るはず!」と興奮気味にアピール。しかし本編上映前ということもあり、ネタバレを気にし過ぎたトークにこがけんからは「藤本さん、(ネタバレに)ビビリ過ぎてコメント薄っ!それで今日のギャラをもらうつもり?」と叱られていた。
取材・文/石井隼人