鳥山明原作『SAND LAND』大塚明夫、杉田智和ら追加キャストが発表!本ポスターも到着
全世界で累計発行部数2.6億部という驚異的な人気を誇る漫画「ドラゴンボール」をはじめ、一世を風靡した「Dr.スランプ」、さらには大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインなど、数々の国民的作品、キャラクターを世に送りだしてきた漫画家、鳥山明。そんな鳥山作品の中でも“圧倒的完成度を誇る名作”と称される同名漫画を映画化する『SAND LAND』(8月18日公開)。このたび、追加キャストとして大塚明夫、杉田智和らの出演が明らかとなった。
「SAND LAND」は、魔物と人間が共存する、水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子、ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官、ラオと奇妙なトリオを組んで砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す危険な旅に出るというストーリー。全1巻で完結する読み切りでありながら「冒険、アクション、ユーモアのバランスが完璧。鳥山明氏の魅力がすべて詰まっている」、「鳥山先生の真骨頂である戦車とじいさんと冒険。ストーリーと絵のクオリティを存分に味わえる傑作」など、いまなお熱く語り継がれている伝説の名作です。
先日、主要キャラクター5名の声優キャストとして田村睦心、山路和弘、チョー、鶴岡聡、飛田展男らの出演が発表。同時に解禁された予告映像を見たファンからは、生き生きと動き回るキャラクター、精巧なメカニックの描写、実力派制作陣による手に汗握るアクションシーン満載のハイクオリティなアニメーションに大きな反響が寄せられていた。
このたび新たに出演が解禁となったのは6名。主人公ベルゼブブの父であり、魔物を束ねる大魔王、サタンを演じるのは、「ブラック・ジャック」のブラック・ジャック役や、2021年に引き継いだ「ルパン三世」の次元大介役など、低く落ち着いたトーンの渋めボイスと、繊細な感情も演じきる表現力で多くのファンを持ち、ニコラス・ケイジや、デンゼル・ワシントンといった、数多くの洋画の吹き替えも担当するなど、様々な声の仕事で第一線を走り続ける大塚。今回は大魔王として、人間と旅に出る息子ベルゼブブを、威厳たっぷりの声で愛情深く送りだす。
また、サンドランドを治める王でありながら、砂漠に存在する水源を独占するなど暴利をむさぼり、飛田展男演じるゼウ大将軍の言いなりになっている、最低最悪な国王を演じるのは茶風林。「ちびまる子ちゃん」の永沢君をはじめ、「名探偵コナン」の目暮警部、2014年からは「サザエさん」の二代目、波平の声も担当し、長きにわたり、お茶の間をあたたかく包み込んできた茶風林が、今回は国政を投げだし、遊びまくるダメダメな国王を憎たらしく演じる。
さらに、海パンに水泳用ゴーグルという出で立ちで、ベルゼブブたちに懸けられた懸賞金を狙う悪党一家、スイマーズのパパを演じるのは、「銀魂」の坂田銀時をはじめ、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフ・ジョースターなど、低めで厚みのある声質で数々の主人公を演じる一方、独特のテンションを生かした演技も得意とする杉田。かつては、国王軍と戦ったこともある実力者の一面を持ちつつ、スイマーズと名乗りながら、水不足のために泳いだことのない息子たちを泳がせることを悲願にする良きパパを、ユーモア満載に熱演する。そして、スイマーズパパの3人の息子、パイク、シャーク、グッピーを、遊佐浩二、吉野裕行、こばたけまさふみが演じ、ベルゼブブたちの行く手を阻む悪党一家をにぎやかに盛り上げる。
さらに、キャラクターが勢ぞろいした本ポスタービジュアルも解禁。凛々しい表情で正面を向くベルゼブブを取り囲むように、決死の表情を向けあうラオとゼウ大将軍の姿からは一触即発の雰囲気も感じる一方、おどけた表情を見せるシーフをはじめとした魔物たちの姿から、シリアスなストーリーでもコミカルさを忘れない鳥山先生らしさが存分に感じられるビジュアルに仕上がっている。
また、ベルゼブブと戦車を軸に、右側に人間-文明-サイド、左側に魔物-原始-サイドが描かれたビジュアルは、「はたして本当の悪魔は一体誰なのか―」という本作ならではのメッセージも感じられる。
そして、本日6月6日から公式SNSで、このビジュアルをまさに「砂」を使ったサンドアートで再現していく模様が連載投稿されるという。息を呑むほどに繊細に美しく表現される“サンドアートビジュアル”を、キャストとあわせてチェックしてほしい!