中島健人&仲里依紗、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』NYプレミアに大興奮!「この場にいられてとても光栄」
ハリウッドの超人気アクションシリーズ最新作にして、新シリーズの幕開けとなる『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が、8月4日(金)に公開される。このたび、全米公開(6月9日)を前に、現地時間6月5日にニューヨークプレミアがNYのブルックリンにあるキングスシアターで開催。主演のアンソニー・ラモスらキャスト、スタッフ陣と共に、日本からは日本語吹替版で声優を務める中島健人、仲里依紗が参加した。
プレミアに登壇したのは、主人公の青年ノアを演じたアンソニー・ラモス、ヒロインのエレーナを演じたドミニク・フィッシュバックをはじめ、トベ・ンウィーグウェ、ロン・パールマン、スティーブン・ケイプル・Jr.監督、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マイケル・ベイらキャストやスタッフ陣たち。中島は吹替版でノアの声を、仲はエレーナの声を務め、ラモスらと初対面を果たした。
中島はタキシードと大ぶりのアクセサリーでゴージャスな装い、仲里依紗は「トモ コイズミ」によるカラフルなドレスを身にまとった姿でレッドカーペットを歩いた。中島は「僕自身、初の海外プレミアなのですごく興奮しています。いままでレッドカーペットには、話を聞く側で参加することはあったんですが、今回のように話を聞かれる側で参加したというのは人生で初めての経験なので、トランスフォーマーのファンとして、ビーストウォーズのファンとして、映画ファンとしても自分にとってすごく幸せな時間を過ごせたなと思っています」と胸いっぱいの様子だった。
仲は「私も同じくレッドカーペットを歩くのが初めてなので緊張していますし、トランスフォーマーがすごく大好きなので、今回の衣装はトランスフォーマーを意識してきました!自分もトランスフォームするぞっていうことで、実はスカートに見えてパンツなんです。このシルエットがオプティマス(プライム)っぽかったのと、黄色は私の大好きなバンブルビーの色で、いろんな要素をミックスしてみました!」と衣装のこだわりも解説。
最新作については中島は「『トランスフォーマー/ビースト覚醒』というだけあって、ビーストウォーズに登場しているオプティマスプライマルが劇中に登場するんですが、とにかくクオリティが高くて、ビーストウォーズファンとしては一分一秒見逃せない瞬間が続いて、声優として吹替えをしている時も思わず物語に見入ってしまうくらい、声の出演に集中できなくなるくらいおもしろい内容でした」と興奮しながらコメント。
仲は「今回は乗り物以外に動物のトランスフォーマーも出てくるので、幅広い年代の方に楽しんでいただけるし、女性の方にとってはロボットってとっつきにくく感じるかなと思うんですが、動物たちが可愛らしかったりするので、ぜひ観てほしいです」と本作の魅力をアピールした。
日本のファンへ向けて中島は「ビーストウォーズ、トランスフォーマーの昔からの大ファンだったので、ファンとしてこの作品に携わることができてうれしいですし、この作品で僕自身トランスフォームできる気がしているので、全力でこの作品の良さを日本中に、そして世界中に自分の想いを含めて精一杯伝えていきたいと思います!」と、仲は「私もトランスフォーマーが大好きで自分の車をバンブルビーにするくらい好きだったので、今回、声の出演をすることができて本当にうれしいです。日本のファンの人を代表してここに来れていることを誇りに思いますし、今作のトランスフォーマーはもっともっとおもしろくなっていて、今作が初めてという人にも観やすい作品でもあるので、ぜひ劇場に観に来てください!」と呼びかけた。
2人に続いて、本国ゲストで最初に現れたのは、ノア役のアンソニー・ラモスだ。仲のドレスと中島のパールをあしらえたアクセサリーを「It’s insane!(最高だね!)」と絶賛すると、2人とも「Thank you!」と笑顔で感謝した。そんなアンソニーへ中島が流暢な英語で、最新作の公開を迎える心境について質問すると、ラモスは「僕はこのあたりの出身で地元なので、今日ここに来れてとても興奮しています。このキングスシアターはニューヨークのなかでも伝説的な劇場で、50年以上も閉館していたのですが、数年前に再オープンしたんです。この劇場で『トランスフォーマー』のプレミアを上映できるなんて最高の気分です」と喜びを口にした。
またラモスは「さっき、オプティマスプライムの声をやっているピーター・カレンに会いました。オプティマスプライムの声ですよ!興奮しました」と感動しきりだ。仲からも日本のファンへのメッセージを求められると「日本のみなさん、大好きです!いつも『トランスフォーマー』シリーズを支えてくれてありがとう。みなさんにとって、シリーズ史上一番のお気に入りになってくれたらと思ってます!絶対映画館に観に来てくださいね。本当にありがとう、お元気で」と語りかけ、最後は仲良くスリーショットを撮影した。
エレーナ役のドミニク・フィッシュバーグは、ブルックリンでプレミアを迎えたことについて「実は私はブルックリン出身で、今回演じたキャラクターもブルックリン出身。家族もここにいるんです。とにかく深く思い入れがあります。このあと映画を観るけど、観客が笑っているのを観たら、しかもその映画に私が出演しているって考えたら、最高の気分です」とうれしそうに語った。日本のファンへのメッセージを求められると「みんなきっと『トランスフォーマー/ビースト覚醒』をとても気に入ってくれると思います。ファンのみんなが大好きだし、大切に思っています。この2人は映画で声優をやってくれています!私たち、みんな映画に登場するんです」とコメント。
また、数多くの「トランスフォーマー」シリーズで監督を務め、今作ではプロデューサーとして携わっているマイケル・ベイも登場。中島の呼びかけに応じたマイケルは、今作について「かなり長いシリーズですが、この最新作はスティーヴン・ケイプル・Jr.に監督を担当してもらいました。そしてたくさんの人の力によってこの作品ができあがっています」と語り、ケイプル・Jr.監督を抜擢した理由については「彼は新しい風を作品に吹き込むことができるからです。また、彼はシリーズのファンでもあるので、彼にお願いすることに決めたんです」と語った。
その後「昨日まさに日本の話をしてたんです。東京には12回行ったことがあるんだけど、また行きたいなって思っています!」と日本へのリップサービスも披露。
プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラは「すごくワクワクします。ブルックリンのエネルギーが感じられます。映画のなかの音楽は1994年のニューヨークっていう感じがとてもするんですよね」とご機嫌の様子。仲から、今後の日本での撮影の予定について問われると「やりたいです!数年前に日本で撮影したんですが、すばらしい体験でした」と、日本で撮影が敢行された『G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ』(21)での思い出を振り返った。
中島が「僕もこの場にいられてとても光栄です。ぜひ、ボナベンチュラ・プロデューサーと一緒に仕事させていただきたいです」とアピールすると、ボナヴェンチュラも「そうなったらいいですね。近いうちにぜひご一緒できるといいですね」と中島の肩に手を置き、笑顔を見せた。
レッドカーペット終了後は、試写会場で大勢の観客が集結するなかプレミア上映がスタート。上映後は大きな歓声と拍手が会場を包み、新シリーズの幕開けに相応しい大盛況のプレミアイベントとなった。
文/山崎伸子