長編アニメーションに特化したアジア最大級の祭典!新潟国際アニメーション映画祭の第2回開催が決定

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長編アニメーションに特化したアジア最大級の祭典!新潟国際アニメーション映画祭の第2回開催が決定

2022年5月、カンヌ、東京、新潟の3都市同時中継記者会見にて開催が発表され、3月に開催された第1回新潟国際アニメーション映画祭。長編アニメーション映画のコンペティション部門をもつアジア最大の祭典として、国内外からファンを集め、盛況のうちに閉幕した本映画祭の第2回が2024年3月15日(金)から20日(水)に開催されることが決定。また、コンペティション部門の作品募集も決定した。

第1回新潟国際アニメーション映画祭では、『機動警察パトレイバー the Movie』(89)、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)、『イノセンス』(04)の押井守監督を審査委員長に、世界15ヶ国からエントリー、10本の長編作品が参加した「コンペティション部門」のほか、招待作品による「イベント上映」、「世界の潮流」、「レトロスペクティブ」、オールナイト上映ほか各部門合わせて、約50本の作品を上映。また、国内外のアニメーション映画関係者がアニメ―ションを学ぶ学生たちのためのマスタークラスを行った、世界初の「タレントキャンパス」、多彩なゲストによる多くの講座が組まれた「FORUM部門」など、充実した各プログラムで、多角的にアニメーション映画を検証する貴重な機会となった。さらには、押井守監督はもちろんのこと、大友克洋監督、りんたろう監督、片渕須直監督、渡辺信一郎監督、磯光雄監督、永野護監督など日本アニメーション界を代表する人気監督が集結したトークイベントも開催された。

第1回目のコンペティションでは、村上春樹の短編を基にした『めくらやなぎと眠る女』がグランプリを受賞。また、現在公開中の『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』(22)などの話題作がいち早く上映された。第2回のコンペティション部門の作品募集の開始にあたって、プログラミング・ディレクターの数土直志は「第1回開催では国内外から予想を超えるほどの反響を得た新潟国際アニメーション映画祭は、2024年3月にさらに大きく羽ばたきます。映画祭の中心となる長編コンペティション部門では、より広い地域、幅広い作品のエントリーをお待ちしております。そして第1回の経験を発展させ、世界中から集まる多様な映画からなる、より充実した内容でお届けします。第2回を迎える新潟にご期待ください!」とコメントを残した。エントリー作品募集の詳細はぜひ公式ホームページで確認してほしい。


第2回のコンペティションではどのような作品が上映されるのだろうか?アジア最大級の長編アニメーション映画の祭典の開催を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ

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